今シーズンも今節を入れて残り8試合!
一戦も落とせない中で迎えるのはホームでのカマタマーレ讃岐戦!
東四国クラシコを制することはできるか!?

◆今節のヴォルティスのフォーメーション  
2016-10-08-13-44-31
SUB
杉本 冨田 佐々木一輝 井澤 木村 キョンジュン 前川

前節に負傷した内田がメンバー落ちしアレックスがスタメンに。
サブに佐藤もおらず心配。替わりに前川がメンバー入り。


◆今節の讃岐のフォーメーション  
2016-10-08-13-45-53
SUB
瀬口 小澤 藤井 綱田 藤田 アラン 森川 

エブソンが練習中の故障でメンバー外に。
スタメンのCBを荻野と永田で組んできた。
両方とも本職ボランチであリ思い切った起用。


◆試合の感想

試合を通じて押していたようには思う。
ボール支配率はこちらが上で、シュート数も上回った。
それでも0-0と勝ち切ることができなかった。


4-4のラインできっちりブロックを作って守る讃岐に対し、
効果的な攻撃を仕掛けることができなかった。

讃岐が引いてくるのは想定通り。というか既定路線。
もちろん徳島も無策ではなく、いろんなパターンで崩そうとはしていた。

中央を固められていたので楔のパスはなかなか入れられなかったが、
前線の複数人が絡んだワンツーなど、攻撃の工夫は見られた。

大崎、陸斗、渡が連携からシュートを放つが、
DFにコースを制限されGK真正面。
崩し切っていないとはいえイマイチ芯を捉えられなかった。。


最大のチャンスは前半34分。
アレックスが高い位置でのプレスでボールを奪う。
中央の渡は打ち切れなかったがアレックスがシュート!
シュートはGK清水の体に当たり、こぼれ球を渡がシュート!
これも讃岐DFにブロックされるが跳ね返りをアレックスが落として、
それをカルリーニョスがシュート!・・・も讃岐DFのブロックにあう。

結局、試合を通して徳島の決定機はこれだけ。


逆に讃岐のミドルの脅威にさらされる。
DF渡邉大剛のシュートは大きく枠を外れたが、
MF山本翔平、FW木島徹也のシュートは、
枠を捉えていてどちらも強烈だった。

GK長谷川徹がふっ飛びながらもバーの上に弾き出したが、
どちらも腕ごと押し込まれてもおかしくないほど強烈だった。


前半は風下だったから0-0でもまあ悪くはない。
風はビュンビュン吹いており、後半は圧倒的有利なはず。

しかし、讃岐の方にチャンスは続く。

後半開始早々のCKからミゲルに打たれたシュートは、
岩尾が身体を張って止めた。

その直後、今度はサイドチェンジから上げられたクロスを、
ミゲルがダイレクトで打ってきたが、
GK長谷川徹が辛うじて反応して右足で弾き出した。

どちらも危なかった!


この後はGK清水のゴールキックがまともに飛ばないほど風も強くなり、
完全に徳島が有利な立場になる。

讃岐側は割り切って自陣に引き、
徳島はセカンドボールのほとんどを拾い何度も攻勢に出る。
しかし、讃岐の集中した守備は崩れず。
なんと一人も選手交代しないくらい、
出ている選手の集中力に北野監督は賭けてきた。

後半の惜しいシュートはカルリーニョスのシュートと、
キョンジュンのヘディングくらい。
惜しいところまでは行ってるんだけどなぁ。

残留争いの中、割り切って勝ち点1を取りに来た讃岐を崩せず、
そのままスコアレスドローで試合終了となった。


急造の起用となった讃岐のCBコンビ。

荻野は本職ボランチで、
夏にレンタルで加入してからは讃岐ではCBとして使われていたとはいえ、
19歳の経験の浅い選手。

永田も本職はボランチの選手で、
おそらく公式戦でCBなんてやったことないんじゃないのかな?

そんな急造DFラインを崩し切れなかった。

讃岐は中央に人数をかけて守り、
楔の縦パスを最大限に警戒していたように思う。
何本か楔のパスを打っていたが、
やはり人数が揃っていると潰されやすい。

そこでサイドからのクロスを増やし、讃岐DFの意識をサイドに向かせて、
中央の厚みを分散させたかった。

押してた分クロスの本数自体はいつもより多かったけど、
マイナスに折り返すようなクロスが少なかった。
実際キョンジュンがサイド深くで仕掛けた時はチャンスになってたし。

右サイドの陸斗は中央へ走り込む回数は多かったが、
サイド深くをえぐることは少なかった。
中央へ走り込んだときのプレー自体はかなり良かったけど。

左のアレックスはほとんど縦に仕掛けなかった。
相対する渡邉大剛にうまく守られたのもあるのか?
内田とプレースタイルが違うとはいえ、
昨年はもうちょい縦にも仕掛けてたように思うが。

その分、藤原がうまく外を回って上がってボールを受けたが、
「内田のようにドリブルでDFをかわしてクロスを上げろ」
というのはさすがに酷。プレースタイルが違い過ぎる。

藤原の攻撃参加の動きは凄く良くなっている。
ただ、この試合ではサイド深くで受けても後ろに返すしかなかった。

むしろ藤原がオーバーラップすることで、
SB渡邉が動いたスペースをもっと突きたかった。


サイド深くからのクロスが増えればDFも意識せざるを得なくなる。
そうするとポジショニングも変わり、
そこではじめてシャドーがエリア内を掻き回すスペースが生まれる。
さらにセンターフォワードが2人くらいDFを引き付けられればなお良し。

そう考えるとこの試合にこそ佐藤にいてほしかった。
佐藤にシンプルに当て続けることで、
目立った高さのない急造CBにプレッシャーをかけられたと思う。

荻野のプレーはよく知らないがガタイで勝負する選手じゃないだろう。
CBに入った永田やボランチ山本はスペースを埋めるのが上手い選手。
それに対し中央の連携だけで崩すのは難しい。

キレイな崩しからのゴールはそりゃ美しいが、
時に肉弾戦を制する勇ましいプレーも必要だ。

もっと単純に考えると、ハイボールの競り合いで身体をぶつけ続けて、
相手の体力を奪っても良かったかもしれない。
結局、佐藤がいない試合で言っても仕方ないんだけど・・・。


怪我だかなんか知らないが佐藤の不在は痛かった。
長谷川悠が移籍してポストプレーヤーは佐藤しかいない。

山崎もよくはなってきているが適正は1トップじゃない。
CB足りない問題もそうだが、CFが足りないのも編成の問題だなぁ。
サイドアタッカーも足りないけど。


なんにせよこの試合で得たのは勝ち点1に留まり、
6位以上が軒並み勝利したので、プレーオフ進出は絶望的。

そんな状態で次節はどのような戦いを見せてくれるのか?
「数字上の可能性がある限りは昇格を目指す」なんて言葉はいらない。
昇格の可能性が無くなったとしても、一戦一戦を激しく闘う気概を見たい。


35_讃岐09


◆J2 第35節 10/08(土)@ポカスタ(4,177人)
 徳島ヴォルティス 0-0 カマタマーレ讃岐
 [得点] 
  なし
 
 
◆シーズン成績
  12勝8分15敗 勝点44 12位→


◆ハイライト   





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