前節は首位湘南に力負けし久々の敗戦だったヴォルティス。
仕切り直しの今節はホームにジェフ千葉を迎えての一戦。
再び勢いをつけて上位との差を詰めることができるか!?

◆今節のヴォルティスのフォーメーション
2017-08-07-19-18-54
SUB  
梶川 藤原 井筒 内田 小西 大崎淳矢 清原

ジョンピルが第2節以来のスタメン!
累積の山崎に変わって佐藤が今期初先発!


◆今節の千葉のフォーメーション 
2017-08-07-19-19-20
SUB  
大野 若狭 比嘉 為田 アランダ 高橋 指宿

ここまで10得点のエース清武がスタメン復帰。
名古屋から夏の遺跡の矢田もスタメン入り。


◆試合の感想

がっつりハイラインで押し込んでくる千葉。
最近は開幕当初の超ハイラインは減ってきたと聞いていたが、
この試合ではかなり高めにDFラインを設定し、
前から激しくプレスをかけてきた。

この前兆はGKのアップの時から感じられた。
GKがアップを初めて最初にエリアから飛び出しての
ヘディングでのクリアを練習してたもの。衝撃的だった。


徳島は開始早々にオフサイド気味の船山の抜け出しからピンチを招く。
さらに直後にもラリベイに抜け出されGK徹が飛び出すがかわされピンチ!
かろうじてシュートは打たせなかったがラリベイはMF町田へパス。
町田のシュートは跳ね返りの打ち直しも含め身体を張ってとめた。

レオ、ニコ、ジョンピルの3バックは今期初の組み合わせだが、
イマイチ安定しない印象。

しかし、DFラインが安定しないのは千葉も同じ。
杉本のボール奪取からエリア付近でパスを受けた佐藤がフリーでシュート!
これもDFが身体を張ってブロック!

湘南戦は両チームとも攻守に集中した上での立ち上がりだったが、
千葉戦は両チームとも怪しいDFラインを抱えてのヒヤヒヤした立ち上がり。


千葉は細かく繋ぐというよりは、結構シンプルに蹴ってきた。
ゴールキックこそサイドのDFに出すが、
そこからはシンプルにラリベイに当ててきた。
ラリベイのキープ力は凄い!

徳島の攻撃は千葉のハイプレスに押され繋ぎ切れない。
GK徹からのキックも風に押し返される。
そんな中、今期初のスタメンとなったFW佐藤は、
がんばって競っていたと思うが・・・。

前半終了間際、スローインからの展開で、
馬渡のパスミスをダイレクトで通され、
抜け出したラリベイに決められ先制を許す。

観ている側からしたら馬渡のパスミスは、
ATも過ぎてるし無理して繋がずセーフティにクリアでよかったけど・・・。
プレイしてての時間感覚はわからんから何とも言えんが。


後半開始から佐藤⇒清原、ニコ⇒井筒と2枚替え。
後ろから繋げなかったからという理由らしいが、完全に高さは捨てた形。

前半のCKでレオ、ニコ、ジョンピルが上がっていく様子は、
得点の雰囲気があってよかったんだけど。

佐藤の交替も残念。
あの強風の風下じゃなかったら、
もっとフィットしそうな感じもあったけど。
ラリベイの圧倒的収め力と比べたらもの足りないか。


後半も序盤は千葉ペース。
ロングスローを駆使して徳島陣内に押し込む。
戦法としてありだと思うが、ロングスロー用のタオルを置くのは嫌い。

60分頃から徳島が押し込む時間帯が増える。
足が止まりつつあった70分頃にDF若狭を入れてからは、
千葉はしっかり引いて守る感じに移行。
攻撃はとにかくラリベイへ当てて後ろから上がる形に。
ただシンプルな攻撃もラリベイの半端ないキープ力で脅威になる。

徳島も少しずついい形を作るが決定機には繋げられない。
そして徐々に徳島の選手にも疲れが見えてくる。

特に前川、杉本、馬渡あたりは疲れが目立ってきた。
杉本はバテつつもボールが入れば良いキープから、チャンスを作っていたが。
厳しくボールを追えない場面も増えてくる。

千葉も足を攣る選手も増え、もう一歩で崩せそうな感じはあるが・・・。
しかし、最後の1枚の交代カードは結局切られなかった。


時間を上手く使う千葉にイライラしつつも、
結局最後まで崩し切れず、0-1で敗れ連敗となった。

リカルド監督は前半のロングボールが多い戦い方は、
このチームのスタイルじゃないと言い切った。
千葉が元気な時間帯でも、強風の風下でも、
とにかくしっかり繋いでいけと。
となると、スタメン選びの時点で失敗だったか。

高い選手も揃っているから夏場は割り切って、
シンプルにロングボールを入れる戦術でもいいと思っていたが、
思ったよりも頑固にスタイルを貫き通すようだ。
ただスタイルに固執しすぎると選択しを自分で減らしてしまう。
千葉は途中から割り切ってスタイルを変え守り勝った。

スタメンの選手の足が止まっても交代枠を残しての敗戦は、
残ったサブの選手は猛烈に悔しかっただろう。

出場機会に飢えているウッチーや淳矢なら、
短い時間でも全力で走ってくれただろう。
ただ、この日のリカ監督には選択されなかった。

この2人が翌日の練習試合で結果を出したのは朗報。
なんとか再度スタメンを掴み取って、
停滞感が出てきたチームの起爆剤となってほしい!!

次節もホームゲーム。
とにかく7月1日以来のホームでの勝利を観たい!

26_千葉02

◆J2 第26節 8/5(土)@ポカスタ(4,678人)
 徳島ヴォルティス 0-1 ジェフユナイテッド千葉
 [得点] 
  45+3分 ラリベイ(千葉)

◆シーズン成績
  12勝7分7敗 勝点43 4位 

◆ハイライト



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