W杯で日本中が盛り上がっているが国内でもJ2は熱い!
今節はアウェイに乗り込んでのモンテディオ山形戦。
連敗脱出で浮上のきっかけにできるか!?
◆今節のヴォルティスのフォーメーション
SUB
松澤 井筒 ブエノ 広瀬 藤原広太朗 小西 杉本竜士
移籍が発表された大崎玲央をスタメンで起用。
狩野はケガから復帰後、初めてスタメンに入った。
サブGKはカルバハルが外れ今期初の松澤がベンチ入り。
◆今節の山形のフォーメーション
SUB
児玉 松本 茂木
汰木
アルヴァロ 北川 中山前節からスタメン変更無し。
3試合連続で同じスタメンのようだ。
◆試合の感想
この試合の敗戦でさらに順位が下がり17位。
シーズン通しての出来や今の順位、4連敗となった現状を考えると、
凹んで書く気がなくなるので、この試合についてだけ感想を書こう。
とはいえ負け試合なんですけど。
まずはメンバー構成。
スタメンに大きなメンバー変更は無し。
何らかを変えてほしいと書いたがリカ将は継続を選択した。
そして、これまで通り大崎玲央がCBのスタメンに入った。
スタメンに大きなメンバー変更は無し。
何らかを変えてほしいと書いたがリカ将は継続を選択した。
そして、これまで通り大崎玲央がCBのスタメンに入った。
「移籍が決まった選手は使わない」という考え方もあるが、
リカ将は「24日まではヴォルティスの選手だ」と起用した。
この移籍が円満な証拠だろう。
CBの層が薄く、あと1試合でも使わざるを得なかったのかもしれないが。
他には狩野がスタメン入り。
復帰後3試合目。ここまで2試合は20分前後の出場だったので、
かなりコンディションが上がっていると思っていいだろう。
ただ、練習試合(35分×2本)の終盤にはバテていたので、
90分は難しいだろうなぁと思っていた。
サブにはGK松澤が入った。
リーグ戦でのメンバー入りは昨年の湘南戦以来2度目。
昨年の湘南戦はレンタルだった梶川が出られなかったので、
長谷川徹のサブとしてメンバー入りしたが、
この日はずっとサブに入っていたカルバハルに変わった。
つーか、カルバハルは!?
翌日6/24の中国チームとの練習試合にも出ていなかった。
6/17の練習試合には出てたのに・・・。
ウタカの枠を空けるのはカルバハルの契約解除なのか!?
てっきり姿すら見たことのないナタンかと思っていたが・・・。
まさか代表入り前提でW杯期間中は試合に出ない契約になってるとか!?
GKでは負傷の長谷川徹も合流できていないので、
カルバハルの動向は非常に気になるところ。
あとは、引き続き杉本太郎もメンバー外。
故障再発なんだろうか?不安で仕方ない。
当初の予定(6月中旬)より少し早い復帰(6/2)だったが、無理をしてしまったのだろうか・・・?
さて試合内容はというと・・・。
前半8分にいきなり先制される。
CF阪野に楔のパスが入り、阪野が溜めてDFを収縮させ、
サイドでフリーになったMF三鬼に展開。
DFの意識が左に寄ったところをファーでフリーのFW小林に決められた。
お手本のようなサイド攻撃にまんまと嵌った。
シュート自体はアクロバティックなすごいシュートだったが、
DFの対応としてはすべて後手後手。
これで目が覚めたかやっと攻撃のエンジンがかかる。
中央の崩しからのウッチーの左足のシュート、
島屋の裏へのパスに抜け出した山崎のシュートと、
惜しい場面を連続で作る。
しかし、前がかりになったところをカウンターで仕留められた。
山形陣内でボールを奪われ一気に前線へフィード。
受けたFW南が単独で仕掛けてきて、
4人で囲んだのに奪い切れず決められてしまった。
シュート自体は独特のタイミングで意表を突くものだったが・・・。
エリア内でファウルはできないとはいえ、
これだけ人数がいるのにこじ開けられたのはヤバイ。
2点のリードを許し、攻勢に出ないといけない徳島は、
3バックにフォーメーションを変更。島屋が左のWBに入る。
中央で狩野との関係性で好機を作っていた島屋なので、
解説の人も島屋をサイドで使うのはもったいないと言っていたが、
そのサイドの島屋から得点が生まれた。
サイドで受けて切り返し右足で速いクロスを上げる。
それがそのままゴールに吸い込まれた!!
このゴールには直前に伏線があった。
練習試合でも試した“FWブエノ”。
前半40分に前川に替えブエノをFWで投入し、山崎と2トップを組んだ。
この場面でもブエノを警戒したCB栗山がしっかり付いていたが、
それが栗山を引きつけスペースを作ることにつながり、
結果、飛び込んだ狩野とGK櫛引との勝負となった。
狩野は触らず(触れず?)そのままゴールイン。
なんとか前半の内に1点返した徳島。
後半もブエノ山崎の2トップの3-5-2で挑む。
同時に大本に替えて広瀬陸斗を投入。
そして後半開始早々にチャンス!!
山崎がエリア内で敵を背負ってボールを収めようとするが、
CB栗山に引っ張り倒されてPKゲット!!
そのPKを自ら決めて追いついた!!!
第20節にしてやっと島屋に続き2人目のシーズン複数得点者がでた・・・泣
ここからは徳島がボールを握る展開が続くが、
山形のブロックを全然崩せない。
たまにシンプルにブエノを使った時はシュートまで繋がったが、
細かく繋ごうとしても中でリズムを変えられる選手はいない。
当然山形はカウンター狙い。
何本かのカウンターを受け凌いでいたが、
決勝点を食らってしまった。
後半27分の山形陣内からのカウンター。
しかし、徳島DFも人数が揃っていて、
特に危ないシーンという感じはしなかった。
徳島の右サイドを駆け上がるFW汰木に対しては、
ダッシュで戻った陸斗が追いついて遅らせたが、
シンプルに上げられたクロスをシンプルな高さの優位で、
FW阪野にヘッドで決められてしまった。
このシンプルな攻撃が徳島にはできなかった。
それでも狩野はシンプルにブエノに当てていたが、
サイドに入った島屋、陸斗からシンプルなクロスは少なかった。
狩野に替わって途中出場した竜士は、
サイドをえぐってのクロスもあったか。
これで万事休す。どん底の4連敗。
ちょっと何をどう改善すべきかわからないのが辛い。
周りの選手のブエノの使い方には不満は残ったが、
“FWブエノ”は一定の効果があったと思うし、
今後にも期待ができる。
なんと言っても前線にデカくて強そうな選手が2人並んでいると、
相手DFに対してもプレッシャーを掛けられる。
ブエノ自体もけっこう効果的にボールを収めていた。
山崎もブエノ投入後の方がやりやすそうに見えた。
もちろん細かいパスワークでの崩しや、
DFラインと駆け引きしての裏抜けは期待できない。
フルで90分をFWで使うのは厳しいだろう。
それでも時間限定のオプションとするなら期待できるし、
そう使うならもっと積極的に使ってほしい。
ロングカウンターで裏に走らせるや、
サイドをえぐってのマイナスのクロスなど、
FWブエノの強みを活かす運用を徹底してほしい。
最後に・・・
この試合が徳島でのラストとなったレオ。
この試合が徳島でのラストとなったレオ。
移籍するから怪我しないように・・・とかは一切なく、
身を挺してシュートブロックするなど、
絶対勝つっていう気迫が感じられた。
だからこそ、負けたままでの別れになるのは残念だ。
最後は笑顔で見送りたかったなぁ・・・。
◆J2 第20節 6/23(土)@NDスタ(6,012人)
徳島ヴォルティス 2-3 モンテディオ山形
[得点]
・08分 小林成豪(山形)
・25分 南 秀仁(山形)
・42分 島屋八徳(徳島)
・47分 山崎凌吾(徳島)
・72分 阪野豊史(山形)
◆シーズン成績
6勝4分10敗 勝点22 17位
◆ハイライト
ヴォルティスでテンションが下がり、
W杯でテンションが上がる。
どちらもアゲアゲと行きたいんですけど・・・。
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