直近3連勝と勢いに乗るヴォルティス!
ホーム連戦となる今節はFC岐阜との一戦。
9連敗中と逆に怖い岐阜をきっちり仕留めることはできるか!?

◆今節のヴォルティスのフォーメーション 
IMG_8713
SUB 
松澤 ジョンピル 内田航平 狩野健太 シシーニョ 内田裕斗 杉本太郎

スタメンは前節と同じ。古巣対決のシシーニョはサブに。
またサブGKには松澤がホームゲームで初めて入った。

◆今節の岐阜のフォーメーション
IMG_8712
SUB 
原田 藤谷 長沼 風間 小野 難波 ミシャエル

大敗の前節からスタメンを3人変更してきた。
183㎝の長身FW山岸が徳島対策か?


◆試合の感想

連敗中の相手とか最下位相手とかの時に、
お付き合いをしてしまい勝てないことが多いヴォルティスだが、
この日も岐阜に主導権を握られる。

お付き合いといっても徳島側が合わせてしまう面と、
それまでボロボロだった対戦相手が、
徳島戦で嘘のように改善してくる面もある。
この日の岐阜は後者だったのかな。

右サイドを中心にショートパスでボールをキープする岐阜。
同じボールを繋ぐタイプのチームだが
徳島と比べるとパスのスピードも遅く、
縦へつけるアイディアも不足しているように感じた。
徳島が積極的なプレスをかけなかったこともあり、
岐阜のボール支配が続くがあまり脅威に感じなかった、序盤は。

徳島の狙いとしてはあまりガツガツとプレスに行かず、
引き込んで奪ってカウンター、もしくは裏への速い展開。
栃木戦と同じように竜士⇒ウタカのホットラインだったり、
(これは飛び出したビクトルが頭でクリア)
岩尾から裏を狙うバラルへのロングフィードだったり。
(これは詰めてきたビクトルをかわし切れずシュートはポスト)

狙いは明確だったがうまくハマったわけじゃない。
なかなかボールを奪えずジリジリ岐阜が徳島陣内に入り込んでくる。
前半15分には井筒の不用意なパスミスを田中パウロに奪われ、
決定的なシュートを打たれるがGK梶川がファインセーブ!
このセーブがチームを救った。

この試合、井筒は細かいミスが多かった。
ベンチからの指示か自分の判断か、
早い段階でジョンピルが1人アップをしていた。
とりあえず前半で替えることは無かったが。

チャンスが決まらなかったり、ヤバイピンチがあったり、
ボールは圧倒的に支配されたりと、
ジワジワ押し込まれる嫌な雰囲気が漂いかけていた。
この岐阜が9連敗中って信じられないって声も上がってた。

この雰囲気を振り切ったのはエースバラル!!
中央でウタカからパスを受ける。
ワンツーを受けようとウタカが縦に走りDFを引き付け、
一瞬スペースができたところをゴール右隅に突き刺した!!
バラルの3試合連続のゴールで先制!!

後半は徳島が結構前からプレスをけるようになった。
(前半の終盤から小西やバラルは結構行ってたか)

岐阜はフィードやクロスをFW山岸に当てる場面も増えた。
徳島がプレスに来た時の策だったのか?
長身の山岸に収められたのがかなり厄介だった。
しかし、決定的なシュートは打たせなかった。

逆に徳島は縦に速い展開を狙い続ける。
カウンターが増えてスタジアムは盛り上がりを見せる。
が、こちらも追加点は奪えない。

中盤の支配力を上げようと、
前川⇒杉本太郎、ウタカ⇒シシーニョと立て続けに投入。
中盤が落ち着いたメリットと、
高さと前線の起点を失ったデメリットが両方あった。

いよいよ最終盤に入ってきた後半35分。
岐阜のCKからFW山岸のヘディングで追いつかれてしまった・・・。
マークについていた井筒が振り切られた。
この時、ジョンピルが交替の準備をしていた。
誰と替える予定だったかはわからないが、決断が一歩遅かったか。
追いつかれてジョンピルの交替は取り消し、小西に替え狩野を投入。

疲れが見える岐阜に対し攻勢を強める徳島。
藤原が最前線まで上がっていったりと、
なんとか勝ち越そうという気持ちが感じられた。
岐阜は連敗を止めるため引き分けでOKとなっていたか。

しかし、徳島側にも疲れが目立つ。
特に杉本竜士が疲れているように見え、
パスミスや味方のパスに反応できない場面があった。

藤原、狩野、杉本太郎とシュートを放つが、
枠を外したりビクトルに止められたり。
これは引き分けかという雰囲気が漂っていたAT3分台。

石井のインターセプトからの持ち上がりの後、
マイボールを左に展開する。
そこで疲れているはずの杉本竜士が最後の力を振り絞る。
左サイドでボールを受けた竜士は、
身体を入れ替えてDFを振り切り縦にドリブル。
そして左足で低く速いクロス!!

GKビクトルが触れない絶妙な位置に上がったが、
エリア内のバラル、太郎は触れない・・・。
そこに視界の外から走り込んできた表原玄太!!
ダイレクトシュートはポストに当たってもものともせず、
ビクトルの壁を越え岐阜ネットに突き刺さった!!
魂で蹴り込んだとした言えないような劇的ゴール!!
そしてそのままの勢いでゴール裏へ走り込んで、
ユニフォームをかなぐり捨ててからの阿波踊り!!
・・・からの当然のイエローカード。
こんなに笑顔のイエローはめったにない。

その直後のキックオフで終了の笛!
苦しんだ試合を勝ち切った。

90分を過ぎた時間帯に、両サイドのWB⇒WBでのゴール!
試合後のインタビューで表原も足が攣りかけていたと言っていたが、
竜士も完全に疲れていたところで最後の力を振り絞った。
藤原や石井の絶対点を取るぞって上がりが、
気持ちを奮い立たせたのかな?


さらに最高だったのはこの後なんだけど、
ちょっと手前から振り返る。

この試合のゴール裏。
試合前に雨も降ったし観客動員もあまり伸びなかったのに、
なぜかはわからないがいつもより凄く声が出ていた。
ゴール裏に特に人が入っていたわけでもないのに。

試合前アップ時のチャントからいい雰囲気だと感じていた。
お披露目されたバラルのチャントも超良かった。
(ウタカのチャントは合わせづらかったが、
 原曲を聞いてやっとリズムを理解できた気がする)

試合中も声が出ていたが、
同点に追いつかれた後の『立ち向かえ』は、
ひと際大きな声で選手を後押しできた。

で、ヒーローインタビューはキャプテン岩尾。
「サポーターの雰囲気も変わってきたように感じる」
「コーヒールンバ最高じゃないっすか」
「コーヒールンバの時にメインやバックからも集まれないですか?」
と、本当に最高なコメントをしてくれた。

劇的な決勝点からのキャプテン岩尾のステキなコメント。
この雰囲気は去年にもあったなと思い出していた・・・。

昨年の第41節、最後のホームゲームとなった大分戦。
渡の劇的な決勝点の後で、MIP受賞の岩尾のヒロインだった。
で、最終節に向けて「東京で待ってます」と。

去年のあの時に一丸となったと感じたあの雰囲気を、
今年もやっと感じることができた。
去年は第41節を終えアウェイの1試合しか残っていなかったけど、
今年は第33節で同じ雰囲気を作ることができたとも言える。

残り9試合、ホームゲームも4試合残っている。
一徳一心で最高の雰囲気を作って選手を後押ししよう!!


37_岐阜02


◆J2 第33節 9/15(土)@ポカスタ(4,773人)
 徳島ヴォルティス 2-1 FC岐阜
 [得点] 
 ・41分 バラル(徳島)
 ・80分 山岸祐也(岐阜)
 ・90+4分 表原玄太(徳島)

◆シーズン成績

 16勝5分12敗 勝点53 8位 ⇒

◆ハイライト






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