前節は金沢に完敗してしまったヴォルティス。
仕切り直しの今節はアウェイに乗り込んでの京都サンガ戦!
上位に食らいつくためにも絶対に勝利が必要だが・・・

◆今節のヴォルティスのフォーメーション
IMG_8740
SUB 
松澤 藤原広 内田裕 前川 小西 押谷 佐藤

故障した4月以来の杉本太郎がスタメン復帰。
そして押谷が移籍後初のメンバー入り。

◆今節の京都のフォーメーション
IMG_8739
SUB 
キム・チョイル 増川 黒木 湯澤 仙頭 金久保 レンゾロペス

前節からはスタメン変更は一人。
仙頭に変わり岩崎がスタメンに。
苦手の闘莉王はFWで試合に入った。


◆試合の感想

開始3分で失点。
しかも相性の悪い闘莉王にまたやられてしまった。

距離のあるFKでそこまで危ない場面ではないはずだった。
エリア外から走り込んできた闘莉王のヘッドが、
多分当たり損ねてループシュートとして徳島ゴールに吸い込まれた。

狙ってできるようなシュートではないが、
それでも闘莉王に対してはもっと警戒しないといけなかった。
ポジションにいた井筒はまさか闘莉王がいるとはとでもいうように、
驚いたように振り返り跳ぶことすらできなかった。
それだけ離れた位置にいた闘莉王を、
警戒していなかったということだろう。

それでも当然時間はたっぷりあった。
しかし、その後は見せ場すらなく0-1で敗れた。
「惜しい!」という決定機すらなかった。

京都の攻撃には石櫃のミドルや、岩崎の抜け出しや、
梶川が足一本でギリ止めたのとか、
「あぶねー!」って思う場面が他にもあった。

完敗。

自慢のFWコンビはイライラしっぱなしで、
そこそこシュートは打ったが枠外かGK正面か。
引いて守られて周囲にDFがいっぱいいる状況で、
ウタカもバラルも特徴を活かすことができなかった。

ウタバラコンビで快進撃を続けていた時期は、
しっかり引いて守ってカウンターで、
ウタカのスピードやバラルの決定力で仕留めてきた。

相手が金沢、京都と引いて守る相手だったからかもしれないが、
2週間の間が空いた前節の金沢戦からは、
ウタカ、バラルがいても高い位置からボールを追い
ボールを支配して攻撃回数を増やす作戦となった。
そして2試合とも結果を出せなかった。

周囲を囲まれることを嫌い、
ウタカやバラルが引いて受けたりサイドに流れると、
本来いるべきポジションにいないことになる。

この試合ではシシーニョがWBに入って起点となってからは、
攻撃は活性化しサイドからのクロスが増えたが、
バラルが
組み立てに加わったので、
クロスを受けるべき中央にいないなど、
攻撃がチグハグになってしまった。

サイドからのクロスを増やすなら、
佐藤をもっと早い時間帯に入れてほしかった。
早い時間帯の失点でプランが崩れたが、
二の矢、三の矢は見当たらなかった。

また、京都の前線は闘莉王以外はかなり積極的にプレスをかけてきた。
京都のDFラインは引いて守っているので、
中盤は間延びしてスペースはあったがそれでもうまく繋げなかった。

京都のDFラインに合わせ高い位置にいるウタバラ。
京都のプレッシャーに引き気味になってしまうDF陣。
徳島の中盤も間延びしてしまった。
だからウタカやバラルが業を煮やして下がって受けようとしてたんだけど。

中盤に大河が入り、シシーニョがサイドで起点になってからは、
パスがスムーズに繋がるようになったが、
その分、京都が割り切ってブロックを引くようになった。
そこへの徳島のクロスは全然チャンスにならなかった。
特に闘莉王がDFの中央に下がってからは。

やりたいサッカーと選手の特徴があっていないように感じる。
夏の補強で個の力による快進撃を続けてきたが、
ここへきて戦術浸透や各選手の意見のすり合わせなど、
成熟度不足の問題が表面化している。


今節は6位以内のチームはどこも負けなかった。
残り6試合で6位との勝ち点差は9。
プレーオフ進出は相当厳しくなった。

それでもシーズンは続く。
幸か不幸か中2日でもう試合がある。
出場メンバーもある程度入れ替わるだろう。
この試合に勝って再び上を目指してがんばるしかない。


37_京都02

◆J2 第37節 10/13(土)@西京極(5,930人)
 徳島ヴォルティス 0-1 京都サンガF.C.
 [得点] 
 ・03分 田中マルクス闘莉王(京都)

◆シーズン成績

 16勝6分14敗 勝点54 8位 ⇒

◆ハイライト


 


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