前節は愛媛と引き分けダービーフラッグ奪還を逃したヴォルティス。
早くも第10節となる今節はアウェイでの岡山戦。
Cスタでの久々の勝利を掴むことができるか!?

◆今節のヴォルティスのフォーメーション
IMG_9283
SUB 
長谷川 石井 野村 小西 藤原 シシーニョ 佐藤

前節からスタメンを3人変更。
また、しばらくぶりに3バックを組んだ。

◇岡山に所属経験のあるヴォルティスの選手
・押谷祐樹(2013-2016年)

◆今節の岡山のフォーメーション 
IMG_9284
SUB 
金山 増田 喜山 武田拓 下口 レオ・ミネイロ 福元

前節からのスタメン変更は3人。
主力のMF上田康太は前節の負傷によりメンバー外。

◇徳島に所属経験のある岡山の選手
・なし


◆試合の感想

リカルド監督就任後、一度も勝っていない岡山。
苦手なCスタでどのような試合を見せてくれるか?


試合が動いたのは前半6分。
福岡⇒狩野⇒押谷⇒清武と流れるようなパスワークでエリア内に侵入し、
清武が倒されてPKをゲット!!
これを清武自身が冷静に決め先制!!
清武は昨季の3点を超えるチームトップの4点目となった。

しかし、すぐにピンチが訪れる。
中盤での繋ぎのミスからカウンターとなり、
FWイ ヨンジェに抜け出されるが、これは梶川が止める。

岡山は徳島のWBの裏へシンプルに蹴ってきて、
その対応からピンチを迎える場面も多く、
イ ヨンジェ、仲間らが抜け出す場面が目立った。

右サイドは藤田が戻って守備をする機会もあったが、
左サイドはボールが繋がらず岸本が試合から消され、
本職WBではないので守備もあやふやだった。
3バックの左に入った福岡の頭を越される場面も多く、
左サイドをあきらかに狙われていた。

徳島の3バックを読んでいたのだろうか?
それとも4バックでも同じ狙い所だったのだろうか?

バイスが何本もうまくカバーしていたが、
中央から釣り出されてはいるので嫌な予感がバリバリ。

それでも決定機は徳島!!
前半36分にはサイドチェンジから藤田がダイレクトで中に入れ、
エリア内で受けた清武がGKをかわそうとするが、
GKにクリアされてしまった。
スローだと足がかかっているようにも見えるが、
さすがに前半だけでPKふたつとは判定しづらいか。

そして前半のほぼラストプレー。
これまた裏を狙われてバイスが左サイド奥までカバーに行くが、
クリアし切れずに、作り直しからバイスのいない中央を崩され、
MF仲間のクロスをFWイ ヨンジェに決められてしまった。
ヤバイヤバイと思っていたが、失点につながってしまった。

チャンスに決め切れず、前半終了間際に失点。
試合の流れとしては最悪の形に。

徳島は3バックの左右の内田航、福岡が持ち上がって、
DFにギャップを作った時にチャンスを迎えていたが、
押谷、清武、岸本、渡井、狩野と、
いい場面でのシュートを枠に入れることができなかった。


後半も繋いで岡山陣内に侵入する徳島と、
ロングボール一発で裏を狙う岡山という図式は変わらず。

清武のエリア内でのシュート(GKを蹴ってしまいイエロー)
岩尾のエリア内でのシュート(左に逸れる)
など、惜しい場面はあるが、シュートが枠に行かない!!

流れを変えるために渡井に替えシシーニョを投入。
昨季終盤に負傷したシシーニョは今季初出場の復帰戦。

流れが良くなりシシーニョ自身もシュートを放つが、
得点にまでは繋がらない。

すると後半30分、
これまた裏へのロングボール一発で、
仲間に抜け出され豪快に蹴り込まれ逆転を許してしまった。


ここで失点前から準備していた野村を投入。
さらにバイスを前線に送り込む。
(岩尾が3バックの中央に下がっていた。まるで長谷部だ)
これはベンチの判断か?バイスの独断か?

これも毎度お馴染みだがバイスが前線に入ると攻撃が活性化する。
攻めるしかないと開き直れるからか?
それとも前線にターゲットができるからか?

さらに押谷に替えて佐藤を投入・・・
しようとしたところで岩尾が交替を止める。
外に出ていた押谷も慌てて戻る。
何かあったのか?交替の伝達ミスか?
と思っていたら交代選手をシシーニョに変更。

シシーニョは少し引きずるような感じで、
ゆっくり歩いていたが大丈夫だろうか?
一昨年の広瀬陸斗、昨年の杉本太郎と、
長期離脱からの復帰後数試合で再発するケースが多い。
なんらかの故障っぽいが長引かなければいいが・・・。

佐藤を投入し岸本も前線に上げ、バイスを含め3トップに。
岸本は最後にいいタイミングでの惜しいヘッドもあったが、
決め切ることができずまた岡山に敗れてしまった。


岡山との相性の悪さはなんなんだろうか?
Cスタで勝ったのは2015年が最後。
あの夢破れた2011年の最終節もCスタだった。(当時はカンスタ)

FWバイスには頼もしさを感じるが、
采配としては疑問符が残る。
結局去年の困った時のFWブエノと同じじゃん。

采配の問題なのか編成の問題なのか?
とにかく本職FWというかポストタイプのFWが佐藤しかいない。
佐藤は監督から一定の信頼を得ているが、
終盤の守備役とパワープレー要員でしかない。

補強したウリンボエフはベンチ入りすらできていない。
育成マッチで見た限りではコンディションは良さそうだったが。
ただ、前線からの守備のプレスはかなり行ってたけど、
ポストプレーが得意なタイプではなさそうなんだよなぁ。

清武、岸本、押谷がスタメンFW候補だが、
3人ともポストプレイヤーがいて活きるタイプ。
まだこの中では岸本が競り合いにも強いが今回もWBで使った。

結局昨年途中の山崎の移籍で空いた穴を、
今シーズンも埋められていない。


さて、この試合は試合の前後に大きなトピックスがあった。

まずは試合開始前。

ピッチ内アップ時に選手のコール/チャントをしていた時。
サブの佐藤のチャントを歌い始めて、
佐藤もすぐに気づいて反応したが、同じくサブの野村が、
「もっと盛り上げろ!」という風にサポを煽る!!

これを見て再度、佐藤チャントで大盛り上がり!!
さらに野村コールではこのリアクション!!
こうやって煽ってくれる選手は嬉しいねぇ!!


そして徳島サポの大一番の武器として定着した青緑フラッグ。
この試合は無しでビッグフラッグ掲出・・・と思いきや、
青緑フラッグを後から配って、隠し持つように指示。
そしてビッグフラッグの下で準備して、
巻き上がると同時に一斉に青緑フラッグを振る!!

マジックみたいで、キレイだし気持ちいい!!
サポも楽しめるし選手にアピールもできる良い試みだったと思う。
シンプルに楽しかった。


試合前とは変わって、試合後には良くない出来事が。
試合後に選手が挨拶に来た場面。
大きなブーイングとかではなかったが、
コア当たりを中心に、選手に言葉をぶつけていた。
(これはギリ暴言というようなレベルではないように思ったが)

ほとんどの選手が無反応な中、
志龍だけが睨み返してきたように見えた。
(睨んだのではなく単に振り返って見ただけかもしれない)
個人的には睨み返すくらいの気の強さは頼もしいと思ったが、
今度は「志龍コラァ!」「文句あるんか!」「ボケェ!」と反応。
さすがにこの反応はいただけない。
「志龍、シュート決めてくれ!」って叫んだ人もいたけど、
怒号をかき消すために声を上げたように思う。

過去に津田、斉藤、ウッチーと、ゴール裏との関係が悪くなったことがある。
2015年までは試合に勝っても選手はそそくさと帰るだけだった。
別にいい子ちゃんにしろと言うつもりもないが、
ボケやコラでは反発しか産まない。
これが後を引くことが無いことを願いたい。

結局、すべてが丸く収まるためには、
試合に勝つしかないんだよね・・・。

10_岡山02

◆J2 第10節 4/20(土)Cスタ(7,720人) 晴
 徳島ヴォルティス 1‐2 ファジアーノ岡山
 [得点] 

 ・07分 清武功暉(徳島)
 ・45+2分 イ ヨンジェ(岡山)
 ・75分 仲間隼斗(岡山)

◆シーズン成績

 3勝3分4敗 勝点12 14位 

◆ハイライト


◆DAZN週間ベストゴール
・該当なし

◆DAZN週間ベストセーブ
・該当なし

◆DAZN週間ベストプレイヤー
・該当なし

◆選手等ツイッター

チーム内得点ランク
4点 清武
3点 岸本
2点 バイス
1点 内田航、小西、押谷

チーム内アシストランク
3A 藤田
1A 狩野、押谷、野村、内田裕、岩尾、佐藤


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