前節は栃木に上手く嵌められ引き分けが精一杯だったヴォルティス。
しかし、無敗記録は更新した!
ホームで難敵岡山を倒し、勝利で記録を更新できるか!?

36_岡山01

◆今節のヴォルティスのフォーメーション
IMG_9794
SUB 
永井 内田航 狩野 清武 表原 岸本 押谷

前節出場停止の野村と小西がスタメン復帰。
河田もスタメン復帰で、清武がサブに復帰。

◇岡山に所属経験のあるヴォルティスの選手
・押谷祐樹(2013-2016年)

◆今節の岡山のフォーメーション 
IMG_9793
SUB 
金山 チェ・ジョンウォン 椋原 三村 武田 赤嶺 福元

前節からのメンバー変更はなし。

◇徳島に所属経験のある岡山の選手
・なし


◆シーズン前半戦での岡山との対戦
 J2 第10節 4/20(土)Cスタ(7,720人) 晴
 徳島ヴォルティス 1‐2 ファジアーノ岡山
 [得点] 

 ・07分 清武功暉(徳島)
 ・45+2分 イ ヨンジェ(岡山)
 ・75分 仲間隼斗(岡山)




◆試合の感想

現在、勝ち点57で8位につける岡山。
勝ち点55で9位の徳島とはまさに生き残りをかける直接対決!
節ごとに順位の入れ替わりがあったが、
この直接対決は大きな節目となる一戦。

岡山の好調の要因は大きな2つの得点源。
18得点のイ ヨンジェと13得点の仲間。
特に仲間には前回対戦でもやられているが、
決勝点や同点ゴールなど、直接勝ち点に関わる得点を挙げている。
対戦相手としては非常に嫌な選手。

対する徳島は野村と小西が出場停止から復帰。
サブにも清武が復帰し、終盤に向けいよいよ戦力が揃ってきた。
(動向不明のジエゴ、離脱中のシシーニョ、使われないザビはいるが)


強風の中、岡山がコートチェンジで風上に立つ。
試合開始早々に渡井が右サイド深くをえぐりチャンスを作る。
シュートには繋げられなかったが、
いきなりのチャンスで幸先がいい・・・
と、思ったが、逆に失点をしてしまった。

GKを含めたビルドアップに激しくプレスをかけられ、
梶川のキックは足を滑らせ直接MF喜山に渡り、
さらにMF関戸が潰れながらもMF仲間に繋ぎ、
仲間のカットインからの思い切ったミドルは、
バイスの股を抜けて徳島ゴールに吸い込まれた。

また、仲間にやられた!!
対戦相手として本当に嫌な選手だぜ・・・。


失点にも気落ちせずに繋ぐ徳島。
河田を裏へ走らせるパスから2度チャンスを迎えるが、
どちらも得点には繋がらず。
特に2本目のGKと1対1になったのは決定的だった。

逆に岡山も風上からシンプルに攻めてきて、
前半15分にはエースFWイ ヨンジェへ決定的なクロスが入るが、
これはボレーを合わせ切れず助かった。


この後は一進一退。
両チームともにガツンと行く接触プレーが増える!
気迫のこもった激しい展開となる。
激しいが荒れた雰囲気はなかった。

前半36分には岡山のDF濱田が、
ふくらはぎを押さえながら担架で退場。
直前のFKの前の時点ですでに足を気にする素振りはあったが、
巻き戻してもどこで負傷したかはわからなかった。
DFには186cmのチェ ジョンウォンが入った。

終盤には小西、岩尾のミドルもあったが、
岡山DF陣にしっかりブロックされ0-1で前半終了。
2試合連続でビハインドでの折り返しとなった。


後半開始早々に徳島に決定機!!
ウッチーがプレスをかいくぐって持ち上がり、
楔を受けた河田がワンタッチで野村へ落とす。
野村は縦に走る竜士へスルーパス!!

ダイレクトのクロスに飛び込んだ河田が頭で押し込んだ!!
こういうシンプルなクロスなら河田は決めるんだよ!!
まさに観たかった形での同点劇!!
シンプルにえぐってのマイナスのクロスをもっと増やせば、
河田の得点はどんどん増えそう。

野村のスルーパスも竜士のトップスピードからのクロスも、
寄せられようと関係ない河田の強さも素晴らしかったが、
何よりウッチーの持ち上がりが超良かった!

岩尾との狭いところでのワンツーから、
ドリブルで3人を引きつけての河田への楔のパス!
DFが収縮したところへ外への展開と最高だった!
あそこで持ち上がって行けるようになったのが、
今シーズンのウッチーが不動のスタメンになった要因だよなぁ。

試合は振り出しに戻ったが、
追いついた勢い、風上に立つ立場でイケイケの徳島!!

GK梶川からのビルドアップで丁寧に繋ぎ、
ウッチー⇒竜士⇒河田⇒竜士からのスルーパス!!
抜け出したのは渡井理己!!
パスを警戒してか寄せの甘いDFを振り切り、
利き足とは逆の左足を思い切って振り抜いた!!
決してコースは厳しくなかったが、
シュートスピードと気持ちでGK一森を抜いた。

うおおおおーーー!!!
来年以降もずっと徳島にいてくれーーー!!!


さらに藤田からのシュート性のクロスを河田が合わせるが、
これはオフサイドの判定。

後半20分には岡山のFW中野が、
ウッチーと交錯した際に足を痛め負傷退場。
激しく当たった様子もなかったので捻って負傷したか!?
180cmのFW福元が代わりに入った。
それにしても控えにもでかい選手が揃ってるなぁ。

岡山のロングボールは強い風に押し戻され、
前半のような有効な攻撃にはならない。

徳島は押谷、岸本、内田航平と、
運動量が落ちたところに的確に投入。

嫌だったのは最後の正面からの直接FKくらいか。
同じ位置から1本蹴ってる上田康太のキックは枠を捉えたが、
岸本がライン上で弾き返してクリア!

そのまま2-1で試合終了!!
2015年以来の、リカルド体制では初の岡山からの勝利!!

順位的に近いってのももちろん大きい。
試合前の段階で8位岡山との勝ち点差が2だったから、
もしここで負けていたら岡山との勝ち点差は5になってて、
徳島は実質シーズン終了だった。
岡山は負けてもまだ徳島との勝ち点差1で可能性残してるけど。

また、順位より何より岡山に勝てたのは嬉しい!!
この日の岡山サポは1,800人いたらしい。
ひと目でわかるくらいびっちりと埋まっていた。
愛媛サポの熱が下がっている昨今、
岡山との対戦にこそダービーの雰囲気があった。
そしてその岡山に近年ずーっと勝てなかった。

昨年は失速してまったく勝てなくなった今の時期に、
まったく勝てなかった岡山に勝てたのは何よりの勢いになるだろう。

この試合で去年の勝ち点56を超えた!
おととしの67を超えるには残り6試合で3勝1分2敗ペース。
その程度じゃもの足りんよな!?
残り試合全勝を目指していこう!!


そして最後にひとつ。

この試合では岡山に2人の負傷者が出たが、
倒れてる時と担架で運ばれている時に、
徳島ゴール裏の一部からブーイングが沸いた。
(バクスタやメインであったかはわからない)

それに対して野村からの提言。

今日、岡山の2選手の怪我の状況のリリースもあり、
それに対してさらにコメント。

個人的には敵味方問わず負傷時にブーイングは一切しない。
できれば周りもしてほしくないと思っている。
(そもそも対戦相手は”敵”ではないし、
 翌年以降に加入する、もしくはオファー出すかもしれんのに)

負傷した選手にしたわけじゃないとか、
止めない審判にしたとか、勝手にプレーを止めた徳島の選手にしたとか、
いろんな意見はあるだろうけど、
少なくともピッチ上では負傷した選手へのブーイングと感じたのだろう。
(スタンドいててもそう感じたけど)

いろんな意見はあるのはわからんでもないけど、
相手選手への負傷時のブーイングはやめませんか?

いろんな盛り上げや選手間のまとめなど
チームのことを考えて考えて結果やプレーでも示してくれている野村が、
ブーイングしてほしくないと言ってるんだから。

「あぁ、止めてって言ったのにブーイングしてるわぁ」と、
少しでもテンションが下がる要因になってしまうのなら、
それは後押しではない。

不甲斐ないプレーや悪質なラフプレーへの
ブーイングをしないでくれと言ってるわけじゃない。
徳島の選手が気持ちよくプレーできることを最優先で考えて、
相手選手の負傷時のブーイングはやめよう!


これがサポに受け入れられたら、
野村をはじめ選手はより良いプレーで返してくれると思うんだよね。

流行りの言葉ではONE TEAMよ!
古い人間だからOne for All All for Oneの方が馴染みあるけど。
我為人人,人人為我なのよ! 

残り6試合、ほんとうの意味で一丸となって戦い抜こう!!


36_岡山02

◆J2 第36節 10/13(日)@ポカスタ(7,036人) 晴 スタジアム学園祭
 徳島ヴォルティス 2-1 ファジアーノ岡山

 [得点] 
       05分 仲間隼斗(岡山)
  47分 河田篤秀(徳島)
  56分 渡井理己(徳島)

◆シーズン成績

 16勝10分10敗 勝点58 8位 

◆ハイライト



◆DAZN週間スーパーゴール

◆DAZN週間スーパーセーブ

◆DAZN週間ベストプレイヤー



◆選手等SNS

チーム内得点ランク
7点 河田
6点 清武、バイス、渡井
5点 岩尾
4点 岸本、岩尾、野村
3点 押谷
2点 小西、杉本
1点 内田航、内田、鈴木徳、藤田

チーム内アシストランク
7A 野村
5A 杉本
4A 岩尾
3A 藤田、岸本

2A 小西、佐藤、バイス、河田
1A 狩野、押谷、内田裕、表原、渡井


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