前節は天敵岡山に逆転勝利したヴォルティス!
今節はアウェイに乗り込んでの大宮アルディージャ戦!
難敵続きだが続けて上位を食うことができるか!? 

◆今節のヴォルティスのフォーメーション
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SUB 
永井 田向 内田航 狩野 清武 藤田 押谷

藤田がサブにまわり岸本がスタメン復帰。
スタメン争いも激しくなってきた。

◇大宮に所属経験のあるヴォルティスの選手
・なし

◆今節の大宮のフォーメーション
IMG_9799
SUB 
塩田 渡部 菊池 小野 石川 富山 シモヴィッチ

前節は台風で延期となり2週間ぶりの試合。
スタメン変更は4人。練りに練った徳島対策か?

◇徳島に所属経験のある大宮の選手
・なし


◆シーズン前半戦での大宮との対戦
 J2 第3節 3/10(日)ポカスタ(3,870人)
 徳島ヴォルティス 0-1 大宮アルディージャ
 [得点] 
 ・70分 バブンスキー(大宮)



◆試合の感想

第36節現在では、勝ち点64で4位、自動昇格圏とも勝ち点差1の大宮。
得点数は50で徳島と同じリーグ6位タイだが、
失点数は32とリーグ3位タイの堅さ。

強力な外国人FWを擁し、
ファンマが11点、シモヴィッチが7点を挙げているが、
両者が同時に出ることは少なく、交互に使っている印象。
それが功を奏してか直近3連勝中で勢いにノッている。

しかも、先週の試合は台風の影響で延期となり、
1試合少ない状態で4位につけている。
試合数が並ぶだけで自動昇格圏内にいるかもしれない。
この試合は体力的にも余裕がある状態!

しかし、勢いのある時に天候で試合が飛ぶのはいいことばかりではない。
直近5試合で4勝1分だったにもかかわらず台風での延期でリズムが崩れ、
その後一度も勝てないままシーズンを終えたチームを去年どこかで観た。
大宮も3連勝の勢いは一旦止まっているかもしれない。


試合は後ろから丁寧に繋ぐ徳島と、
前から激しくプレスを掛ける大宮という構図。

序盤に策がハマったのは大宮。
徳島のビルドアップに対しガンガンプレスに来てミスを誘う。
前半3分にはバイス、内田裕斗へのプレスからジリ貧になり、
中央へのパスをインターセプトされ大ピンチ!!
これはGK梶川の思い切った飛び出しから辛うじてセーブ!!

それでも繋ぐことはやめない徳島!
一度や二度のミスでスタイルを捨てることはない!!
しかし、プレスをかいくぐっても素早い戻りの大宮に対し、
決定的な場面をなかなか作れない。

流れでダメならセットプレー!!
野村のCKはサインプレーからウッチーのシュート!!
アウェイ大宮戦では去年もCKからスーパーゴールを決めているのに、
ウッチーへのマークが緩い!!
シュート自体はジャストミートしなかったが、
DFがブロックに動いたためフリーになったのは石井!!
ワンタッチ目はDFに当たるが、こぼれ球を押し込んで先制!!

チャンさぁぁぁあああぁぁぁ~~~~ん!!!

石井秀典の今期初ゴール!!!
難しい展開の中、セットプレーで先制できたのはデカイ!!

しかし、わずか3分後に追いつかれてしまう。
中央での浮き球を、野村が激しい当たりを受け奪われ、
パスを受けたバブンスキーがワンドリブルからニアを突いて決めてきた。
この時の梶川の位置取りはニアを開け過ぎ。
エリア外からだったがPKのように決められてしまった。
バブンスキーは今期3点目。その内2点が徳島戦って!!

ここからは一進一退の展開。
大宮はイッペイ シノヅカがよく目立っていた。
FWファンマもバイスとやり合いながらもしっかりボールを収めたので、
徳島DF陣は2列目への展開の対応に手を焼いた。

徳島の攻撃では右サイドの岸本武流が元気いっぱい!!
エリア内まで持ち込んでのシュートもあったが、
GK笠原のギリギリのセーブに止められてしまう。

しかし、岸本の仕掛けが実ったのはこの次のプレー!!
中央から渡井がドリブルで持ち上がる。
サイドに張る岸本がフリーだったがそこに安易には出さず、
岸本が中に走り込んだ時に、絶妙なパスを送り込む!!

4人に囲まれる狭い状況だったがキープして粘り、
倒れ込みながら踵に当たってこぼれたボールを、
野村が右足一閃!!!大宮ゴールに突き刺さった!
抑えの効いた凄いシュートだ!

前半45分でのゴールはデカイ!!
試合はこのまま徳島リードで折り返す。


後半開始から大宮は手を打ってくる。
小島⇒石川とボランチを交替。
さらにバブンスキーに替え渡部を投入。
渡部がWB、イッペイ シノヅカがシャドーに入り、
やや落ちてきたプレスの強度を再び上げてきた。

しかし、リードする徳島はしっかりブロックを作り、
大宮がボールを握る流れでもシュートは打たせない!

展開が膠着したまま試合が進む。
膠着した展開が打開されるのはいつもセットプレー!
前半は徳島がセットプレーから先制したが、
後半にセットプレーを活かしたのは大宮だった。

徳島の左サイドからのCK。
直前に199cmのシモヴィッチが投入されており、
3バックの3人とも180cm超え。
高さでは圧倒的に不利の中、
ファーへの高いボールに合わせたのは酒井宣福!
WBの酒井も180cmってデカすぎ!!
マークに付いていた小西の頭の上から決められてしまった。

高さの無さは今後の対戦相手も突いてくるだろう。
いきなりデカくなることはないので、
セットプレーの守り方は残り試合で超重要になるだろう。

試合が振り出しに戻ったが、
わずか3分後に今度は徳島が突き放す!!
中央からの野村のふわっとしたパスに抜け出したのは内田裕斗!!
胸トラップ一発でDF2人の間を抜き、
迷わず右足を振り抜いてゴールをもぎ取った!!

攻撃的な特徴を持つウッチーとはいえ、
3バックの一角がこの時間帯に最前線に飛び出せるのが、
今の徳島のサッカーの強み!!
そしてウッチーも利き足とは逆の右足でしっかり決めた!!

残り15分+AT。
徳島は的確な繋ぎで大宮にボールを奪わせない!!
ファンマより運動量の少ないシモヴィッチになってたこと、
大宮の他の選手も流石にバテてきていたこと、
と、理由はいろいろあるだろうが、
前半のようなバタバタしたところは一切なく、
危なげなくボールをキープし続けた。

そしてATは5分。長ぇ!
最後のセットプレーは嫌な感じがしたが、
危なげなく守り切って上位食いを達成!!


決勝ゴールのウッチー!!
序盤のミスは失点には繋がらなかったが、非常に危険だった。
あそこで失点していたら試合展開は全然違ったものだっただろう。
本人も試合後コメントで反省していたが、
そのミスを何より大きなゴールで取り返した!!

右サイドで躍動した岸本武流!!
ここ数試合藤田にスタメンを譲っていたが、
チャンスを逃すまいと積極的に仕掛けまくった!!
野村の得点に繋がったシーン以外にも、
岸本の仕掛けが大宮のDFラインを下げさせたし、
主に大宮の左サイドの体力を削っていった。

他の選手も素晴らしかったけどね。
岩尾の落ち着き、渡井のキープ力、
バイスとファンマのやり合いなど、
上位対決らしい見どころだらけの試合だった。


得点を決めた3人がこれまた熱い!!
最もいじられる男、石井秀典!
最も盛り上げる男、野村直輝!
俺たちを熱くする、内田裕斗!

これで盛り上がらないわけがない!!
最高の勢いで次のホームゲームを迎えられる!!


これで7位浮上。今シーズン初めて6位と勝ち点が並んだ。
2位の可能性も視野に入りつつあるが、
とにかくいつも大事なのは次の一戦!

なんと、ここで当たる相手は6位水戸ホーリーホック!!
毎試合、6ポイントゲームが続くが、
それを制してこの位置まで来たんだ!!
次の水戸も絶対倒す!!

37_大宮02

◆J2 第37節 10/19(土)@熊谷陸(9,407人) 曇
 徳島ヴォルティス 3-2 大宮アルディージャ

 [得点] 
  19分 石井秀典(徳島)
  22分 バブンスキー(大宮)
  45分 野村直輝(徳島)
  70分 酒井宣福(大宮)
  73分 内田裕斗(徳島)

◆シーズン成績

 17勝10分10敗 勝点61 7位 

◆ハイライト


◆DAZN週間スーパーゴール

◆DAZN週間スーパーセーブ

◆DAZN週間ベストプレイヤー

◆選手等SNS

チーム内得点ランク
7点 河田
6点 清武、バイス、渡井
5点 岩尾野村
4点 岸本、岩尾
3点 押谷
2点 小西、杉本内田裕
1点 内田航、鈴木徳、藤田、石井

チーム内アシストランク
8A 野村
5A 杉本
4A 岩尾、岸本
3A 藤田

2A 小西、佐藤、バイス、河田内田裕
1A 狩野、押谷、表原、渡井

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