前節は京都に完敗したヴォルティス。
仕切り直しの今節はホームでのFC町田ゼルビア戦。
ショッキングな報道も出た中で、連敗を防ぐことはできるか!?
 

36_町田02

◆シーズン前半戦での町田との対戦 
 J2 第11節 08/12(水)@Gスタ(887) 雨のち曇
  26分 西谷和希(徳島)



◆今節のヴォルティスのメンバー
IMG_0717
SUB 
長谷川 藤田 石井 渡井 鈴木 押谷 河田

島屋、浜下が久々のスタメン入り。
前節メンバー外で心配された渡井もサブに復帰。

◇町田に所属経験のあるヴォルティスの選手
・上福元直人(2013年)
・杉森 考起(2018年)


◆今節の町田のメンバー
IMG_0715
SUB 
秋元 ノリナガエリック 井上 ジョンチュングン 中島 マソビッチ

スタメンにFWステファン、サブにFWマソビッチと、
長身外国人FWをメンバーに揃えてきた。
体調不良が出たらしくサブは6人。

◇徳島に所属経験のある町田の選手
・なし


◆試合の感想


完全に割り切ってビルドアップ隊へのプレスはかけず、
徳島ボールになったら徹底してブロック形成を図った町田。
上福元にボールが渡ったらプレスをかけず帰陣、
ボールがセンターラインを超えて初めてプレスに来ると行った感じ。

選手間の距離感の維持は徹底され、
コンパクトな陣形を保ったまま前後左右に動き続けた。
栃木と同様にきっちり仕込まれた動き。

これに攻めあぐねてなかなか決定機を作れない。
その中で気を吐いたのが田向!!
左サイドを突破することでチャンスを作った!

前半唯一の決定機も田向の突破から。
こぼれ球を拾って左サイドを抜け出して中央へ速いクロス!
飛び込んだ垣田が触るがシュートは枠の外。
あそこで触ること自体良い飛び込みがあってこそだったが、
触れたんなら上に外す方が難しいというような状況だった。

また西谷が裏を狙ってゴール方向に走り、
DFがついていってスペースが空いたところに、
小西からのサイドチェンジを田向が受けるという場面も何回かあった。


左サイド以外ではブロックの外で回すことがいっぱいだった。
ただ、それも無駄ではなかったと思う。
福岡⇔内田間で繋ぐたびにスライドする町田の選手たち。
ちょっとでも遅れると綻びが生じるため、
誰もサボらずきっちりスライドしていたがキツそうだった。

町田の選手は前半の10分すぎの段階で、
「焦れるな」「我慢しろ」と声を掛け合っていた。
体力を削って後半勝負でイケるのでは・・・
と思っていたところにラッキーが。

前半終了間際。
田向が武流へのサイドチェンジを蹴ったところで主審の笛。
武流側を見ていたので現地ではわからなかったが、
蹴った後の田向に対しアフター気味にMF吉尾が当たってファウル。
このプレーにイエローカード!!
MF吉尾は前半の早い段階で1枚貰ってたはずなので・・・
イエロー2枚目で退場!!

もともと後半勝負と思っていたが、
より優位な形で前半を終了することとなった。


後半開始から島屋に替えて渡井を投入。
この交替も既定路線だったが、
島屋にはもっとやってほしい!と不満が残った。
久しぶりのせいでゲーム勘が鈍ってたか?
町田の選手の間で受けようとはしていたが、
効果的にボールを引き出すことはできなかった。
島屋八徳はもっとできるはず!!

そして島屋をもの足りないと感じたもうひとつの理由は、
後半から入った渡井理己のプレーの別格感!
相手がひとり少なくなったのも、前半に体力を削ったのも、
後半の徳島の攻撃が活性化した要因ではあるが、
それを差し引いても渡井のプレーは圧巻だった。

西谷、田向とも絡んで一発目のプレーで左サイドをえぐりCKを得る
サインプレーからの内田のミドルは町田DFのブロックにあうが、
得点の匂いがプンプン漂い出す。

右サイドも負けていない!
浜下がワンツーで抜け出したり、
ドリブルで仕掛けたりとこちらも活性化!

そして後半8分。
田向が左サイド深くで倒されてのFK。
小西のキックに頭で合わせたのは岸本武流!!
武流のヘッドは体勢も当たりも良くなかったが、
気持ちでゴールにねじ込んだ!
武瑠の今シーズン初ゴール!!!


町田の攻撃には決定機を作らせていなかっただけに、
これで大きく試合の展開は有利になる。

その後もガンガン攻める徳島。
後半13分の右サイドからのCK。
小西のキックはDFにクリアされるが、
拾った西谷がエリアの外から左足を振り抜く!!
エグい変化のミドルシュートがゴールに突き刺さった!!

2点リードしても変わらず徳島がボールを支配。
後半29分には垣田、内田、田向⇒河田、石井、藤田と交替。
この交替も既定路線。

メンバーが変わっても徳島ペースが続く。
そして後半35分には岩尾に替えて徳真を投入!!
岩尾は第28節山口戦以来の途中交替。
10分だけでも負担を減らせてよかった。

直後にビルドアップからピンチを迎えるが、
ミドルシュートは上福元がシャットアウト!!

その後は最小限のリスクで攻めつつも時間を使い、
試合の情勢はほぼ決まった状態で突入した後半AT。

中央でひとりかわした小西から河田へ縦パスが入る。
右に流れながらも鋭い振りで放ったミドルが、
左のポストを叩いてゴール!!
もう!ホント河田のゴールはいつもカッコイイな!!!
そのまま試合は3-0での完勝!!
大事な大事な一戦で勝利を掴むことができた。


福岡は高さでも相手FWを完封してた。
内田は強烈なミドルでビルドアップだけじゃないところを見せた。
浜下のドリブルのキレは半端なく、
プレスバックも頑張ってて、この後の活躍が期待できる。
小西も京都戦より格段に動きがよく3点全てに絡んだ。
セットプレーのキックもおもしろかった。
西谷のスタミナは化け物。
田向は左SBでもめちゃくちゃ良かった。

と、良かった選手を上げたらきりがない。
そもそもこの試合は誰がどうって次元ではなかった。


この日の朝、浦和レッズの次期監督に
リカルド監督の就任が決定的になったとの報道が出た。
徳島サポにとって寝耳に水の報道であり、
大きなショックを受けることになった。

京都戦での良いところのなかった敗戦は、
先に知った選手がショックを受けてのことだったりするのか等の、
邪推をしてしまうくらい疑心暗鬼になってしまった。
いつかは別れが来ることは理解しているが、
こんなタイミングで出た報道だけにショックが大きかった。

大事な大事な昇格争い中。
この報道のせいでチームがバラバラになってしまうかもという、
不安を感じてたサポは多かっただろう。

武瑠のゴール後やインタビューでの笑顔で癒やされた。
西谷はゴール後にエンブレムにキスをしてくれていた。
河田は久びさのLVポーズでサポを盛り立ててくれた。

少なくとも今シーズンに関しては、
心配することなんて何もない、
昇格、そして優勝に向けて何の問題もない、
心からそう信じられる試合内容と選手からのアピールだった。
本当に心にグッときた。

もう迷わされることはない。
チームを信じ一戦一戦を戦っていこう!!

勝利目指し 迷わず進め!
フォルツァ ヴォルティス アーレー!!


◆J2 第36節 11/25(水)@ポカスタ(2,349) 晴
 徳島ヴォルティス 3-0 FC町田ゼルビア

 [得点] 
  54分 岸本武流(徳島)
  58分 西谷和希(徳島)
  90+1分 河田篤秀(徳島)

◆シーズン成績
 22勝8分6敗 勝点74 1位 ⇒

◆ハイライト


◆Jリーグ今週のベスト10ゴール

◆DAZN週間ベストプレイヤー

チーム内得点ランク
13点 垣田
12点 
11点 
10点 
  9点 河田
  8点
 ー
  7点 西谷
  6点 ー
  5点 渡井、岩尾
  4点 OG
  3点 杉森、清武、小西
  2点 ー
  1点 内田、ドゥシャン、佐藤、藤田、ジエゴ、岸本

チーム内アシストランク
  8A 藤田
  7A ー
  6A 西谷、岸本
  5A ー
  4A ジエゴ、渡井、垣田
  3A ー
  2A 岩尾、内田、小西
  1A 梶川、鈴木、田向

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