健闘しているルヴァンと対象的にリーグ戦は3連敗中のヴォルティス。
今節はホームに札幌を迎えての一戦!
順位が近いチームにこれ以上負けるわけにはいかない!!

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札幌との前回対戦 
 2016年 J2 第40節 徳島 2-1 札幌 



◆今節のヴォルティスのメンバー
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SUB 
長谷川 田向 福岡 渡井 藤田譲 杉森 佐藤

ジエゴ、カカ、ドゥシャンが並ぶDFライン!
バトッキオもスタメンで外国籍選手4人スタメンは、
おそらくヴォルティス史上初。

◇札幌に所属経験のあるヴォルティスの選手
・藤田征也(2006-2010年)☆ユース出身

◆今節の札幌のメンバー
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SUB 
大谷 柳 岡村 荒野 青木 ドウゥラスオリヴェイラ ジェイ

負傷のチャナティップが欠場。
不適切行為で厳重注意のジェイはスタメン落ちしサブに。
それ以外はおおむねいつものメンバー。

◇徳島に所属経験のある札幌の選手
・中野小次郎(2006年:2種登録選手)
 ☆ユース、Jrユース出身


◆試合の感想 

試合序盤は固い展開。

注目のDFラインは右の岸本が外の張るのはいつもどおり。
左は変則3バック気味になる試合と左も大外に張る試合があるが、
左SBのジエゴはおおむね外に張っていた。
結果、カカ、上福元、ドゥシャンを中心にビルドアップ。

札幌のプレスはそこまでキツくはなかったが、
マンツーマンで人に付く札幌に対し、
連携面の未成熟を考慮してか無理して剥がそうとしたり、
ボランチへ無理してつけたりはせず、
さっと上福元に戻したり、
垣田や岸本へロングボールをシンプルに蹴っていた。

そこで競り勝ったりセカンドボールを奪えた時に、
いい形の攻撃に繋がることもあったが、
だいたい五分五分という感じだった。

また、リーグ戦初スタメンの西谷の動きもよく、
左サイドからの攻撃は相手を上回っていた。
武流から西谷へのサイドチェンジなど新たなチャレンジもあった。

前節までと大きく変わったのはセットプレー!
守備でも高さ強さを発揮し、
攻撃でもバトッキオのキック精度もあいまって期待感が高かった。

実ったのは前半AT。
バトッキオのCKはファーの垣田へ。
垣田は中央に折り返し宮代が後ろ向きのまま踵で流し込んだ!!
宮代はシーズン5得点目!!

カカ、ドゥシャン、ジエゴと長身選手が中央にいる中で、
大外の垣田がフリーになっていた。
セットプレーでの得点はいつ以来か!?


いい時間帯に得点でき1-0で折り返し。

札幌は後半開始から長身FWジェイを投入。
ジェイへのロングボールは怖いが、
ジェイからのプレスはほとんどなかったので、
ドゥシャン側でフリーで持てる事が増える。
宮代への縦パスを付けたりドリブルで持ち上がったり。

右サイドの崩しから岩尾のシュート、
CKからの宮代のヘッドと、
徳島が押し気味に試合を進める。


しかし、後半11分に一瞬の虚を突かれた。
この時も攻撃の形は良かった。

岩尾からのスルーパスに抜け出そうとする垣田。
しかし、MF駒井に進路をふさがれ交錯し転倒。

当然ファウルかと思ったが主審はスルー。
パスを繋がれ対応がひとつずつ後手になってしまう。

岸本、ドゥシャンが潰しに行くも粘って繋がれ、
抜け出そうとしたDF福森への岩尾のタックルもかわされる。
抜け出して福森へ徳真が行くのかカカが行くのか中途半端になり、
迷った結果カカが行こうとするもクロスを上げられる。

ジエゴが中央のアンデルソン・ロペスに着いていたが、
大外のジェイはどフリー!
ジェイの折り返しをアンデルソン・ロペスに決められてしまった。

垣田が倒されファウルだとセルフジャッジしたせいで、
一歩ずつ対応が遅れてしまった・・・。
とはいえ、あれはファウルだと思っているけど。


再び突き放そうと攻勢に出る徳島。
CKやFKをたくさん取ったが札幌の守備も堅い。
後半30分には西谷、徳真に替え杉森、渡井を投入。

しかし、直後にまさかの失点をしてしまう。
上福元から渡井へのキックはシンプルに跳ね返されてしまう。

徳島陣内に跳ねるボールをカカがジェイと競りながら対応。
カカのパスは中途半端になりドゥシャンと上福元が半端に反応。
上福元のトラップが大きくなったところを、
アンデルソン・ロペスにかっさらわれ、
振り向きざまに豪快なシュートを決められてしまった・・・。

対人守備の強さで選んだ守備陣の、
連携面での拙さが露呈してしまった。
誰かがシンプルに蹴れていれば・・・。

直後に守備的な選手を入れ、
5バックでガッチリ守る札幌。
崩すスペースがないところで、
FWに佐藤を入れてパワープレー!
が、パワープレーに強みはなく実らず。

謎のAT8分も活かせず、
厳しい逆転負けを喫してしまった。


この日の札幌の出来や先制したことを考えると、
勝たなくてはいけない試合だった。

ついにメンバーが揃ったという感じで、
外国籍選手4人が名を連ねるスタメンにはワクワクした。

シンプルに蹴ることも多かったせいもあるが、
福岡⇔大誠で横パスを回すだけのような、
カカ⇔ドゥシャン間のパスは少なかった。

守備では高さ、強さが凄く感じられ、
カカはさらに速さでも群を抜いていた。
ジエゴの裏を取られた時も、
しなやかなダッシュでカバー!
全身がバネのような動きは、
本当に徳島サポが待ち望んでいた姿だった。

前線ではバトッキオが調子を上げてきたようで、
精度の高いプレースキック、
良いところを通すスルーパス、
プレスの強度も上がってきた。

西谷もリーグ戦では初スタメンだったが、
調子の良さを感じさせた。


と、ポジティブ要素が多かったからこそ、
なんとしても勝ちたい試合だった。

ただ、冷静に考えるとこれできつかった11連戦が終了。
ルヴァンとリーグでは選手を入れ替えていたとは言え、
スタッフは両方に対応しないといけないし、
選手もリカバリー等で一緒に練習できる時間が少なかっただろう。

次節までは中5日で与えられた時間はけっして多くないが、
それでも週2試合の連戦よりはマシだろう。
その後は再び2週連続で連戦となる。

アタッキングサードでの崩しの練習もできていないようで、
なかなか得点を取るのも難しい。
ポヤトス流を浸透させるのは、5月30日の第17節湘南戦の後か。
その後は6月23日のFC東京戦まで空く。
湘南戦までのリーグ戦4試合でなんとか勝点を積み重ねてほしい。

そしたらミニキャンプでも張ってやるしかない!
逆襲の機会は残されている。


◆J1 第13節 5/9(日)@ポカスタ(4,954) 晴 板野町民デ-
 徳島ヴォルティス 1-2 北海道コンサドーレ札幌
 [得点] 
  45+1分 宮代大聖(徳島)
  56分 アンデルソン ロペス(札幌)
  78分 アンデルソン ロペス(札幌)

◆シーズン成績

 4勝2分8敗 勝点14 14位 (暫定)

◆ハイライト


◆DAZN週間ベストプレイヤー

チーム内得点ランク
 5点 宮代
 3点 垣田
 2点 岸本
 1点 岩尾

チーム内アシストランク
 1A 渡井、岸本、浜下、垣田

◆SNS


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