リーグ戦で直近4連敗中と苦しいヴォルティス。
今節はアウェイに乗り込んでのサンフレッチェ広島戦!
なんとかポヤトス体制でのリーグ戦初勝利を挙げられるか!?

14_広島02


広島との前回対戦 
 2015年 天皇杯 4回戦 徳島 1-2 広島 


◆今節のヴォルティスのメンバー
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SUB 
長谷川 ドゥシャン 藤田征 小西 渡井 西谷 河田

11連戦を終え久しぶりの中5日。
前節からのスタメン変更は2人。
杉森、福岡がスタメン復帰。

◇広島に所属経験のあるヴォルティスの選手
・なし
 ※浜下がJrユース出身

◆今節の広島のメンバー
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SUB 
 荒木 青山 藤井 長沼 鮎川 ジュニオールサントス

徳島を上回る17連戦の12戦目。
前節からは中2日だがスタメン変更は5人。
怪我人も多いらしく厳しい状況。

◇徳島に所属経験のある広島の選手
・柴崎晃誠(2013年)
・川浪吾郎(2013-2014年)


◆試合の感想 

11連戦を終え久しぶりに中5日で試合を迎える徳島。
目下17連戦の真っ只中で前節から中2日の広島。

開始早々に広島にアクシデント!
サイドに流れたボールを追いかけたFW永井が、
足を気にする素振りを見せる。
一旦、プレーを続行したがすぐにピッチに倒れ込み交替。
FWジョニオールサントスが投入された。

広島は計算が狂っただろうが、
それでも最初の決定機を作ったのは広島!

狭いところで受けたMF森島が2枚を背負いながらターン!
すかさず走り出したFW浅野への絶妙スルーパス!!
浅野のシュートはかろうじてポスト脇を抜けてセーフだったが、
ちょっと福岡の寄せは甘かったか?
まさに徳島がやりたいようなターンからのスルーパスだった。

さらに25分頃、杉森の長い距離の浮き球のバックパスを、
福岡がトラップミスしゴールの目の前で奪われる!!
しかし、これは福岡自らがシュートブロックしてセーフ!
ちょっと杉森のバックパスが優しくなかった。

その後はお互いに決め手に欠く時間帯が続く。
前半39分の武流のミドルが初めてのバチッとしたシュートだったか。
しかし、これで目が覚めたように徳島の流れになる。

そして44分に決定機!
高い位置でボールを奪った垣田がそのまま縦に仕掛け、
左足で低く速い絶妙なクロス!!
キレイにDFとGKの間を抜けたが、
ファーのバトッキオのシュートはサイドネット・・・。
これは決めてほしかった!!

0-0で前半終了。

徳島は後半開始時にメンバー変更はなし。
広島はMF青山を投入。

後半開始から点を取りに行った両チームだが、
どちらも決定機までは作れなかった。

後半16分に徳島はバトッキオに替え小西を投入!
小西は右SHだったか、それとも3ボランチだったか?
ちょっとはっきりしなかった。

が、その小西から先制点が生まれる!!
中盤での小西の激しい寄せからこぼれたボールを武流が奪う。
武流から前線の垣田へパス!
この時点で広島のDFは2枚、徳島も垣田と宮代の2枚。
武流は自分の前の広大なスペースを見て猛烈に上がっていき、
垣田はギリギリまで相手を引きつけて武流の走る先へパス!
持ち込んだ武流はGK大迫の動きを冷静に見て、
ちょんと浮かせるループシュート!!
見事に広島ゴールに吸い込まれて先制!!

武流のツータッチ目が少し大きくなって、
見てて「ミスったー!!」と思ったが、
これがGK大迫が飛び出すけどさわれない絶妙な強さだった。
解説の元日本代表佐藤寿人も絶賛!!
武流の元FWの意地と技術を見せてもらった。

そして武流の上がりに気づいたMF森島も懸命に追いかけたが、
武流に追いつくことはできなかった。
さすがにこの辺の時間帯で広島の運動量は落ちた。

広島はFWサントスに替え高卒2年目のFW鮎川を投入。
徳島はそれを見て飲水タイム後に福岡に替えドゥシャンを投入!!
セットプレーでの失点を防ぐためのドゥシャンか。

広島はさらに2人を替えなんとか同点に追いつこうとする。
後半43分に大ピンチ!!
徳島の左サイドからのクロスに広島の左SB東のボレー!!
これはポスト直撃!!

その直後にも大ピンチ!
半端なクロスボールをMF茶島に拾われクロス!!
MF森島のヘディングシュートはクロスバー!!
上福元もドゥシャンも完全に見送っていたのでラッキーだった。
もしかしたら叩きつける体力が残ってなかったのかもしれない。

後半45分に河田、藤田征を入れてクロージング。
5バックでガッチリ守り、河田が前線で時間を作る。
・・・と見せかけてターンしてエリア内に侵入!!
垣田に渡してリターンパスを期待していたようだが、
垣田のシュートは枠の上。
河田には残念だが単なるキープよりかなり時間を稼げた。

そしてタイムアップ!!!
連敗を4で止め、ポヤトス監督のリーグ戦初勝利を達成した!!


なんとか勝てたが日程上の有利があったのは間違いない。
FW永井で積極的にプレスをかけミスを誘う、
少なくとも徳島DF陣の体力を奪う。
後半途中から個人技に長けたFWジュニオールサントスを投入し、
個の力で点をもぎ取る。
そのような想定だったのではないか?

しかし、早々に永井が負傷したことで、
ジュニオールサントスのおなざりなプレスは怖くなく、
個の力は感じれられたが、持ち過ぎだったり、サイドに流れたりと、
チームに連動している感は薄く徳島としてはやりやすかった。
そしてポスト選手とクロスバー選手のがんばりも見逃せない。


また、この試合でMOM級の活躍を見せたのはFW垣田!!
前半からDF佐々木とバチバチやりあっていた。
足を蹴られるかなりキツいファウルも受けたが、
後半12分に佐々木にイエローが出てからは、
完全に垣田の勝ちでボールをキープし続けた。
後半に自陣でファウルを受けた時も、
押されてた展開だっので、慌てずに一旦落ち着けようと
ジェスチャーで周囲に指示!
垣田の成長を感じさせる一場面だった。
もちろん武流へのアシストとなったパスも完璧だった。

2014年、チームが低迷する中で、
ひとり前線で孤軍奮闘していた高崎を彷彿とさせた。
高崎並みの強さに足元の技術と機動力を兼ね備えた垣田。
五輪代表の可能性もうっすら見えてきたか!?


ボランチにも触れておかないと。
岩尾と鈴木徳真は出色の出来!!
攻守に貢献度は非常に高かった。
途中出場の小西も杉森へのロングフィードを通すなど、
攻守に強みを見せた。
ジョエルは残念ながらメンバー外だが、
この激しいポジション争いで4人とも大成長してるはず!!
ルーキー大森も負けずに食らいついてくれ!!


この試合が開催されたのは5月15日。Jリーグの日。
28年前にJリーグが始まった日にオリ10の広島に勝てた。
チームとしては2014年の勝ち点を上回る新記録。
そしてなんと言ってもポヤトス監督のリーグ戦初勝利!!
いやそろそろファーストネームで呼ばないとな!
ダニエル監督のリーグ戦初勝利!!

まだまだ厳しい戦いは続くけど、
大きな一歩を踏み出せたのは間違いない。

この調子でガンガンいこうぜ!


◆J1 第14節 5/15(土)@Eスタ(3,190) 雨 
 徳島ヴォルティス 1-0 サンフレッチェ広島
 [得点] 
  63分 岸本武流(徳島)

◆シーズン成績

 5勝2分8敗 勝点17 12位 (暫定)

◆ハイライト


◆DAZN週間ベストプレイヤー


チーム内得点ランク
 5点 宮代
 3点 垣田、岸本
 1点 岩尾

チーム内アシストランク
 2A 垣田
 1A 渡井、岸本、浜下

◆SNS








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