前節はマリノスに力負けしたヴォルティス。 
懇切はアウェイに乗り込んでのコンサドーレ札幌戦。
なんとか連敗を止めたいところだが・・・。

21_札幌02


札幌との前回対戦 
 2021年 J1 第13節 徳島 1-2 札幌  


◆今節のヴォルティスのメンバー
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SUB 
長谷川 ドゥシャン 藤田征 藤田譲 浜下 宮代 西谷

前節からスタメン変更は2人。
サブに浜下、西谷、藤田が復帰。
前節に負傷で欠場した宮代もサブに入る。

◇札幌に所属経験のあるヴォルティスの選手
・藤田征也(2006-2010年)☆ユース出身


◆今節の札幌のメンバー
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SUB 
中野 柳 岡村 荒野 小野 菅 ドウグラスオリベイラ

アンデルソンロペスが移籍しジェイも不在。
前線は高さではなくスピード重視の組み合わせ。
徳島Y出身のGK中野小次郎がサブに入った。

◇徳島に所属経験のある札幌の選手
・中野小次郎(2006年:2種登録選手)
 ☆ユース、Jrユース出身


◆試合の感想 

ヴォルティスの状態がヤバい!

3連敗は当然ヤバいのだが、
観ていて全然面白くなかったのがヤバい!

札幌も決して状態は良くなく、
両チームともに攻撃に迫力がない試合だった。

そんな中でもどちらかというとサッポロが主導権を握る。
ジエゴの裏を狙うパスや、サイドチェンジで横に振って、
ジエゴとマッチアップするルーカス フェルナンデスに繋ぐなど、
あからさまにジエゴのサイドを狙ってきた。

高さを期待してのジエゴ起用だったんだと思う。
しかし、札幌アンロペが移籍しジェイもメンバー外。
前線は高さではなくスピードのある選手で揃えてきた。
むしろ高さのアドバンテージよりも、
平面でのミスマッチが目立ち左サイドを崩されまくった。

結果的にジエゴじゃなくて田向でも高さに不足はなかったし、
少なくとも田向をサブにも入れないという選択は、
平面の守備を考えたら理解しがたいものだった。

左サイドからガンガンクロスを上げられるが、
札幌の攻撃も不安定で誰も触れずに流れていく場面が目立った。
相手が相手なら前半で0‐3くらいでやられてたと思う。

前半の惜しかった場面は、
バトッキオの浮き玉のパスに杉森が抜け出して、
シュートまでは打てなかったが岩尾に繋ぎ、
岩尾がダイレクトで打ったのくらい。

しかし、これはMF青木にゴールライン上でクリアされた。
青木亮太を褒めるしかないが、運もない。

バトッキオのパスくらいしか攻め手がないまま、
0-0で前半終了。

後半開始からジエゴを下げる。
崩されてただけでなくイエローも食らってたので交替は当然だが、
ドゥシャンを入れて福岡を左SBに入れるかと思ってた。
どうせ後ろからのビルドアップなんて機能してなかったし、
左でもしっかり蹴れる福岡がいいと。
しかし、右SBに藤田征也を入れ、武流を左SBにまわした。
そもそも田向がサブにいればあーだこーだ考えなくてよかったし、
そもそもスタメンならHTで交替もなかったのでは。

とはいえ、地元で古巣との対戦となった藤田に期待したが、
正直、藤田の見せ場は1回もなかった。

SBが高い位置を取るなら攻撃面で藤田のクロスを活かせたかもしれないが、
両SBがしっかり守備の最終ラインに含まれていた。
武流は左でもなんとかこなし前半のようにえぐられなくなったが、
後半は藤田の裏をガンガン狙われた。

元々守備に特徴のある選手ではない上に、
運動量も当たりの強さも落ちてる中で、
攻撃参加を制限されていたらどうしようもない。
まだジョエルをSBで使う方が良かったかもしれない。

失点も右サイドを抉られてのもの。
オウンゴールは責められないが、
そこまで持っていかれた時点で失点は近づいていた。

カカを前線に上げてパワープレーに出るが、
例の如くフィードを蹴らない謎の選択で時間が進み、
0-1の敗戦で3連敗となった。


後半のチャンスは裏へ抜け出した西谷が、
中央へクロスを上げたやつくらいか?
西谷が裏へ抜け出して、
ドリブルで勝負をかけるような場面をもっと見たい。
となると出し手は小西となるか。
去年のいい想い出にすがっているだけだろうか?

いつもどおりプレーできていたのは岩尾くらい。
徳真もパスミスやトラップミスが目立ち、
渡井もフィジカルで潰される場面が目立った。
バトは2,3本いいパスがあったが、それ以外は消えていた。

武流も藤田も攻撃面で見せ場を作れず。
武流はそれでも前半に1,2回クロスを上げる場面があったが、
藤田はほとんど攻撃に参加できずセットプレーを蹴ったのみ。

垣田は前線で孤軍奮闘。
決して高くない札幌の3バック相手に競り勝っていたが、
周囲がセカンドボールを拾えなかった。
全体に重心が低く押し上げがないので、
垣田は孤立してしまっていた。

垣田の試合後コメントで、
「簡単にCBまで下げてやり直す展開が多い」と言っている。
昨年まではCBやGKまで戻しても、
相手を引きつけての良いパスですぐに前につけられていたけど、
今は身体を張ってハイボールに競ってキープしたのを、
簡単に後ろに戻して結局またロングボールを蹴るでは、
垣田としてはやってられないよなぁと思う。
競り合いで消耗していざという時にパワーが残ってないし。

メンバー交替で西谷と浜下が入り、
さらに宮代とジョエルが入ってから、
やっと攻撃に可能性を感じられるようになった。
宮代とジョエルはなんとかしようとしていたように思う。
西谷も仕掛けてやろうという気概が感じられたし、
浜下の動きもキレてたように思う。
ただあまりに時間が短すぎた。


とにかく観ていておもしろくないのが一番ヤバい。
ドン引きで勝ち点を積み重ねると割り切るなら理解できるけど、
スペクタクルなサッカーを魅せるという体で、
その割に全然攻めることができないのがヤバい。

ポヤトス流の成熟で攻撃面も改善されるのか、
成熟どうのこうのじゃなくてそもそもこういうサッカーなのか、
いよいよ許容できる時間は少なくなってきている。


◆J1 第21節 7/4(日)@札幌厚別(4,444) 晴 
 徳島ヴォルティス 0-1 コンサドーレ札幌
 [得点] 
  88分 オウンゴール(札幌)

◆シーズン成績

 5勝4分12敗 勝点19 15位 ⇒(暫定)

◆ハイライト


◆各サイトベストプレイヤー

該当なし

チーム内得点ランク
 5点 宮代
 3点 垣田、岸本
 2点 岩尾
 1点 カカ

チーム内アシストランク
 2A 垣田
 1A 渡井、岸本、浜下、岩尾

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