前節はスター軍団神戸に惜敗したヴォルティス。
アウェイ連戦の今節はFC東京戦。
ここで踏ん張って残留争いに踏みとどまれるか!?

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FC東京との前回対戦 
 2021年 J1 第19節 徳島 0-1 FC東京  


◆今節のヴォルティスのメンバー
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SUB 
長谷川 鈴木大 田向 渡井 杉森 小西 一美

代表ウィークをはさみ2週間ぶりの試合で、
スタメンに岩尾が復帰!
サブには渡井、田向が復帰と心強い。

◇FC東京に所属経験のあるヴォルティスの選手
・なし


◆今節のFC東京のメンバー
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SUB 
波多野 大森 中村 三田 高萩 永井 アダイウトン

代表戦に出場した長友はスタメン入り。
前線に強力な外国人選手を配置。

◇徳島に所属経験のあるFC東京の選手
・なし


◆試合の感想 

前節終了後に長谷川健太監督が退任し、
GKコーチだった森下新監督の初采配となったFC東京。
(それにしても徳島戦前に退任ってパターン多くない?)

前節は横浜FMに0-8と大敗していただけに、
逆に読みにくい状況となったが、
CB森重が出場停止、GKが児玉に替わったくらいで、
ガラッと変えたり大抜擢をしたりは無かった。

攻撃時はCFのディエゴオリベイラ、トップ下のレアンドロが、
守備時には4-4-2の前2枚に入りプレスをかけてくる東京。
意外としっかりプレスに来てはいたが、
行き当たりばっかり感もあり、かつ後ろとの連動もなく、
徳島のビルドアップを脅かすには至らない。

徳島はジョエルとのワンツーで西谷が抜け出したのを皮切りに、
ジョエル、徳真、岩尾がしっかりセカンドボールを拾い、
序盤から押し気味に試合を進める。
前半18分の徳真のミドルは惜しかったが、
GK児玉のファインセーブで得点には至らず。

逆にFC東京はディエゴオリベイラへ行って来いのロングボール。
競り合った福岡をふっとばしボールをキープし、
走り込んだレアンドロに合わせたがシュートは枠を外れた。
危なかったのはこれくらいか?

試合が動いたのは前半42分!
垣田が競り合ったこぼれ球を拾ったのは宮代。
中央のジョエルに繋いでジョエルはエリア内の西谷にダイレクトパス!
DFを背負った西谷がジョエルに落として、
ジョエルのシュートはDFに当たってコースも変わり、
GK児玉の上を抜きゴールに吸い込まれた!!
貴重な先制点はジョエルのJ1初ゴール!!

そのまま前半が終了し1点リードで折り返す。

後半開始時に両チームともに交替は無し。
しかし、後半6分に早くもFC東京森下新監督が動く。
前線のディエゴオリベイラとレアンドロに替え永井と高萩を投入。

献身的にプレスをかける韋駄天永井と、
キープ力と意表を突くパスを出せる高萩が入ったことで、
ここからのしばらくはFC東京ペースで試合が進む。

後半13分には最大のピンチ!
ロングボールをカカがクリアしたが、
エリア内で跳ねているところをジエゴが足を上げ、
突っ込んできたMF安部の頭付近に入りファウル!!
ジエゴはイエロー、そしてPK献上!!
ダニエル監督もジャケットをベンチに投げ捨て怒りを表す。

せっかくのリードを潰す不用意なプレー・・・。
FC東京のキッカーはFWの永井。
しかし、このPKを上福元が神ストップ!!
永井のシュート自体もコースが甘かったが、
しっかりキャッチまでしてみせた上福元のビッグプレー!!

これにより再び流れが変わる!!
そして後半26分に歓喜の追加点!!
カカのクリアボールを徳真がダイレクトで前線に放り込む!
DFラインとの駆け引きに勝った垣田が抜け出し、
後ろから来るボールを丁寧にダイレクトで蹴り込んで追加点!!
前線で身体を張り続けた垣田にご褒美のようなゴール!!

残り25分程度。
受け身になることなく攻め続け、
宮代の惜しいシュート、岩尾の直接FK、
途中出場の杉森もいい形でシュートを打ちそうだった。
同じく途中出場の一美が粘り強く時間を進め2-0で快勝!!
残留争いに踏みとどまる大きな1勝は、
FC東京からの初めての勝利となった。


岩尾抜きで戦った神戸戦での4-3-3。
とてもいい試合だったので岩尾が入るとしたらどこに置くのか、
前節同様に岩尾抜きで戦うのかと色々不安だったが、
アンカーに入った岩尾は出色の出来!
左右への大きな展開も見せ攻守ともに試合をコントロール。
前節出ていて今節ベンチだった小西は悔しいだろうが、
岩尾が入ったらさらに一段上のチームだったと言える。

ここ数試合いい内容でも勝ち切れない試合が続いた。
「残留争い中は内容なんか二の次で、
 引きこもってでも勝ち点を掴まないといけない」
なんて言われがち。
神戸戦後に武藤にいいチームと言われた後には、
特にこういう声が多かった。

が、そもそも引いて守っても簡単に勝ち点が取れるわけではない。
むしろJ1の強力な攻撃に90分さらされ続けても、
守り切れると思う方が傲慢な考え方ではないか?

いい内容を追求することが勝ち点を掴む最善の策だと思っているが、
実際に勝ち点を掴めないと机上の空論でしか無い。
そんな中だったので試合内容でも圧倒して完勝できて本当に嬉しい!
やっとダニエル戦術が浸透してきたうように思える。
(そのメンバーにバケンガがいないことは物足りないが)


さぁ、そして3戦連続アウェイとなる次節は湘南戦!
残留争い中のチームとの直接対決であるとともに、
サポ的にはどうしても2019年のプレーオフファイナルが脳裏によぎる。
記憶に刻み込まれていていまだに悔しい思いが蘇る。

再びカテゴリーを決める直接対決の機会となる。
あの時の借りをここで返さないといけない!


◆J1 第36節 11/20(土)@味スタ(12,670) 晴
 徳島ヴォルティス 2-0 FC東京
 [得点] 
  42分 藤田譲瑠チマ(徳島)
  71分 垣田裕暉(徳島)

◆シーズン成績

 9勝6分21敗 勝点33 17位 ⇒

◆ハイライト


◆各サイトベストプレイヤー


チーム内得点ランク
 8点 垣田
 7点 宮代
 3点 岸本、岩尾
 1点 カカ、渡井、小西、西谷、一美、石井、バケンガ、ジョエル

チーム内アシストランク
 4A 岩尾
 3A 西谷
 2A 垣田、岸本、宮代、鈴木徳
 1A 渡井、浜下

◆SNS


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