前節は水戸と痛恨の引き分けとなったヴォルティス。
ホーム連戦の今節はFC町田ゼルビア戦。
PO進出に向け後が無い中、勝利で可能性を繋げられるか！？

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◆町田との前回対戦 
　2022年 J2 第13節 徳島 2-0 町田  

坪井清志郎の徳島での初ゴールで快勝！


◆今節のヴォルティスのメンバー
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SUB 
長谷川徹 新井 安部 長谷川雄 玄 浜下 一美

代表帰りの藤尾がスタメン復帰。
サブには浜下が戻ってきた。

◇町田に所属経験のあるヴォルティスの選手
・杉森考起（2018年）


◆今節の町田のメンバー
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SUB 
ﾎﾟｰﾌﾟｳｲﾘｱﾑ 深津 翁長 中島 平河 ｳﾞｨﾆｼｳｽｱﾗｳｰｼﾞｮ 鄭大世

前節からのスタメン変更は4人。
ここまで10得点とブレイク中のMF太田修介、
元日本代表DF太田宏介がスタメンに名を連ねる。

◇徳島に所属経験のある町田の選手
・なし


◆試合の感想

8/14の大分戦以来の声出し応援適用試合として開催された一戦。

試合開始後の最初のチャントは『ニュル』！
「徳島の男は最後まで熱く」の歌詞が今の状況とシンクロし、
気持ちが乗って久々でも大きな声が出た。
メイン／バックからの手拍子も大きかった。

その後押しもあり、序盤は徳島が攻め立てるが、
10分過ぎからは押し込まれる展開が続く。

GKからのビルドアップでも町田のプレスに苦戦。
うまく白井へのコースを消しながら、
CBにプレスをかけてくる町田の2トップ。

両サイドやボランチは、
徳島のSBやインテリオールをマンツー気味にチェックし、
うまく出しどころを作れなかった。

押し込まれる展開のまま先制を許す。
中央から長谷川アーリアジャスールに決められた。
いったんはクリアできたかに思えたが、
難しいシュートが徳島ゴールに突き刺さった。
『ACL』のチャントで盛り上がりかけたところでの失点。

引き分けも許されない状況の徳島。
これまで逆転勝ちが1試合も無く、
いきなり暗雲が立ち込める。

しかし、これを打破したのは好調の杉森考起！！
エウシーニョが右サイドで粘ったこぼれ球を拾い、
切り返しとキックフェイントでDFがを次々かわしながら、
左に移動しながら右隅にシュートを突き刺した！！
ウイングとして覚醒した感のある杉森。
テクや守備の貢献だけでなく、得点力もついてきた。

しかし、すぐに突き放されてしまう。
FWドゥドゥの落としをMF平戸がスルーパス！
走り込んだMF太田修に田向が裏を取られ、
1対1ではGKホセも止められず…。

その後もボールを握られたまま前半終了。
プレスに苦しんだだけでなくパスミスも多くて、
自分たちで難しい展開にしてしまった印象の前半。

後半開始時から、田向、杉本に替え、
新井と長谷川雄志を投入。
新井は予想通りだが雄志は予想外。
攻撃時は雄志がアンカーに入り白井がインテリオール、
守備時は白井と雄志のWボランチ気味だった。
そしてこの交替策が的中！

新井が積極的に上がり、西谷との連携も良く、
左サイドが活性化！

後半10分のエウシーニョのFKを、
新井が頭で合わせたのはGKのファインセーブにあう。

っていうかオフサイド！？誰が！？
よくわからんと思っていたら、
後半25分の内田から西谷へのロングフィードもオフサイド！？
点に絡んでないから仙台戦のようにはならなかったが、
現地でもDAZNで見直してもこの2本のオフはよくわからん。

しかし、着実に徳島がボールを握る展開が増える。
町田陣内でのFKも増える。
その内の1本を見事に仕留めた！

児玉のキックに飛び込んだのは内田航平！
DFと絡みながらもうまく右足であわせてゴールネットを揺らした！
ゴール裏のほとんどのサポがすぐ副審を確認してた気がする。
旗は上がっていない！よし！
いい流れから早い段階で追いついた徳島！
この時、腰を打ちつけて内田が傷んでいたが、
少ししてピッチに戻る。

さらに後半26分、
エウソン⇒児玉⇒新井と繋ぎ、
新井のフワッとしたクロスを杉森がオーバーヘッド！
キックはミートしきれずDFに当ってこぼれたが、
エウソンが蹴り込んで逆転！！
逆足でもふかさずないのは技術よのぉ～。
ここでも杉森が足を攣って痛むがプレーに戻る。
その後すぐに浜下と交替。

町田も必死の3枚替えで攻めてくる。
西谷に替えて安部を入れ5バックで守り切る。

ATに入ってのチャントはこれしかない！
『立ち向かえ』がポカスタに鳴り響く！
正直、涙ぐみながら声を張り上げていたゴル裏民も多かった。
メイン／バックとの一体感も今年イチ！

終盤は攻められつつもヒヤッとする場面はなく、
ポヤトス体制で初の逆転勝ちで、
プレーオフ圏内への望みを繋いだ！
声出しでの『ルンバ』がポカスタに響く！
LVのパフォーマンスも定着しつつある！


前半と後半でガラッと印象が変わる試合だったが、
ダニエル監督の采配は見事だった。
新井は得点にも絡み左サイドの活性化に貢献。
長谷川雄志は最終ラインに落ちたりしつつも、
精度の高いロングフィードで町田のDFラインを押し下げた。
特に西谷へのフィードが抜群で、
こちらも左サイドの活性化に繋がった。

雄志はこれまでキック精度は感じさせつつも、
軽い守備が目立つことが多かったが、
この試合では守備でも貢献！
対面の守備ではしっかり対応できていたし、
カウンターのピンチもイエロー覚悟のタックルで潰した。
ここへきてやっと雄志が期待に応えてくれた！！

エウシーニョは決勝点だけでなく徳島の攻撃の中心であり続けた。
試合後のインタビューでは、
昨年所属先が決まらなかった時の苦労と、
家族への感謝を述べていた。
ケガさえなければ一線級であることをプレーで示してくれている。
涙ながらのインタビューでもらい泣き。


声出し応援も盛り上がり、
逆転勝ちの結果も出せて最高の試合だったが、
それでも残念なのが観客数。
スタジアム学園祭の高校生も結構南スタンドに入っていたが、
5,000人を下回ったのは寂しい。
逆に言うと5,000人未満でもあの雰囲気を出せたとも言えるけど。

コロナで離れたサポを戻すのはなかなか難しいが、
勝ち続けたらまた変わってくると思いたい。
と言ってもホームゲームはあと大宮戦だけだし、
プレーオフに行けてもアウェイになるだろうけど、
この試合の盛り上がりは絶対に先に繋がると感じた。


プレーオフ争いを見ると6位仙台が敗れ、
勝ち点差が3に縮まった！！
残り3試合で勝ち点差3は完全に射程圏内！

7位山形は引き分け、8位長崎は敗れ、
徳島は長崎と入れ替わって8位に！

勝ち続けないといけないことは変わりないが、
上位にプレッシャーは与え続けている。
絶対負けない徳島が追いかけてくるのは嫌だろうー？





◆J2 第39節 10/1(土)＠ポカスタ(4,725) 晴
　阿波銀行PRESENTS 小松島市民デー
　徳島ヴォルティス ３-２ FC町田ゼルビア
　［得点］
　　28分 長谷川アーリアジャスール（町田） 
　　34分 杉森考起（徳島）
　　38分 太田修介（町田）
　　64分 内田航平（徳島）
　　71分 エウシーニョ（徳島） 

◆シーズン成績
　11勝23分5敗　勝点56　8位 

◆ハイライト


◆チーム内得点ランク
　7点 藤尾、一美
　5点 杉森
　4点 バケンガ、杉森、内田
　3点 白井、西谷
　2点 新井、カカ、エウシーニョ
　1点 渡井、坪井、浜下

◆チーム内アシストランク
　8A 児玉
　3A 白井、西谷
　2A 浜下、藤田、エウシーニョ
　1A 安部、ホセ、佐藤、長谷川雄、杉森、渡井
　　  田向、カカ、杉本

◆SNS


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