開幕から6戦勝ち無し。苦境に立たされているヴォルティス。
今節はアウェイでのロアッソ熊本戦。
昨年は2引き分けの相手から勝利を掴み取れるか!?

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熊本との前回対戦 
 2022年 J2 第25節 徳島 1-1 熊本


◆今節のヴォルティスのメンバー
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SUB 
長谷川徹 外山 杉本 玄 浜下 千葉 柿谷

前節初出場のエウシーニョがスタメン入り。
カカが外れたCBはリーグ戦デビューとなる森昂大が入った。
サブには玄理吾が今期初のメンバー入り。

熊本に所属経験のあるヴォルティスの選手
・なし


◆今節の熊本のメンバー
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SUB 
佐藤 阿部 島村 東山 藤田 田辺 道脇

主力を固定しがちの大木監督らしく、
スタメン変更は1人で、10人は前節と同じ。
今期から加入した元徳島の大本はメンバー外。
16歳のFW道脇がサブに入った。

◇徳島に所属経験のある熊本の選手
・大本祐槻(2018年)

 
◆試合の感想

前節はエウソン投入後にいい攻撃の形を作れた。
エウソンがスタメンの今節どうなるかを注目してたが、
開始早々から徳島がいい攻撃を見せる!

坪井からの展開で西谷が仕掛け、
マイナスの折り返しを児玉がシュート!
渡がワンタッチでコースを変えたが枠の外。

点には繋がらなかったが、いきなり枠内シュート1!
2分ちょいで前節を超える。

エウソンを中心に縦に差し込むパスを積極的に狙っており、
攻め急ぐって感じはしないけど、縦に速い展開が続く。
児玉もアイディアあふれるパスを展開。
ウイングに入った西谷と杉森がいきいきとプレーしていた。

渡へのクロスも多かった。
得点機以外のタスクに追われる姿を観てきたので、
この日は得点に迫るプレーが多く、
ストライカーとしてやりがいがあっただろう。

しかし、得点には結び付けられなかった。
すると流れは熊本に傾く。
前半25分過ぎから全然攻撃の形が作れなくなった。
熊本のプレスのかけ方が変わり、
ショートパスで剥がせなくなり前線へ蹴ることが増えた。
自陣深くからのロングボールなので押し上げも間に合わず、
中盤が間延びしてセカンドボールが全然拾えない。
渡の単騎で収めろというのは厳しい。

そのままずっと攻め続けられるもGK田中を中心に耐えて、
0-0で前半終了。

前半の前半、バスケ風に言うと第1Qは徳島のペースだったが、
第2Qは完全に熊本に流れを掴まれた。


後半開始時にメンバー変更はなし。
第2Qの劣勢からどのように修正をしていくか?
しかし、早々に失点してしまう。

自陣深くからのビルドアップで、
CB森が挿し込んだ縦パスをカットされショートカウンター。
そしてMF平川に強烈なミドルを叩き込まれた。
甲府戦の失点と同じパターン。

デビュー戦となったCB森昂大は、
他は落ち着いたプレーを見せており、
抜かれても自分で取り返すなど激しさも見せていたが、
この縦パスだけは不用意だった…。

ここで坪井に替えて杉本太郎を投入!
これですぐに取り返す!
エウソンの縦パスに渡が抜け出して中央へ折り返す。
一旦DFにブロックされるが折り返しを再びパス!
これを児玉が冷静に決めて2分で追いついた!
「シュートはゴールへのパス」byジーコ

まさにゴールへのパスという感じの、
威力ではなくタイミングとコースの妙で魅せたゴールだった!

これで勢いを取り戻した徳島!
前線から積極的なプレスで熊本を押し込む!
が、シュートまでは持っていけない…!

後半22分に3枚替え!
エウソン、西谷、渡に替えて、浜下、柿谷、千葉を投入。
エウソンは時間の制限かな。

しかし、徳島の流れを継続できない。
熊本の逆襲にあい押し込まれる展開が増える。

個人的に柿谷のポジションがよくわからなかった。
杉森が左ウイングに移ったので、
右ウイングに入ったかと思ったが、サイドに張らず内に入る。
浜下の仕掛けるスペースを空けるためかもしれないが、
あまり浜下が縦に仕掛ける場面もなかった。

第4Qは完全に押し込まれる展開に。
狙いというよりは仕方なしに蹴るロングボールが増える。
バテてきたかDFラインを上げられず中盤は間延び。
すると当然セカンドボールを確保できない。
前半と同じ流れで劣勢に陥る。

ここでもGK田中がいいセーブを見せ追加点は与えない。
終盤は最後まで攻められ続け、それを耐えて試合終了。
1-1の引き分け、7戦目も勝利を掴むことはできなかった。


ざっくりまとめると、第1Q、第3Qは徳島のペース、
第2Q、第4Qは熊本の時間帯だった。

いい時間帯に決めきれなかったのも良くないが、
一旦相手ペースになるとひっくり返せなかった。
前半・後半ともに途中から運動量が落ちた。
急に暑くなり25℃近くまで上がった気温のせいか?

特に内田はバテてたのか終盤に雑なプレーをしてしまった。
クリアやバックパスでらしくないミスを連発。
DFラインを押し上げられず終盤の劣勢に繋がった。
(DF陣だけのせいではないが)

あとは後半のエウソンの交替も。
しばらくは限られた時間の出場になると思うので、
エウソンがいない時にどう攻撃を作るかと、
出ている時になんとか先制しないと。


シュートやクロスも多く、惜しい場面も多かった。
いわき戦、秋田戦よりは改善が見られる。

とはいえ、これで7戦未勝利。
昨年の最大8戦勝ち無しに並びそうなところまで来た。
昨年は終盤に追い上げたけどPO圏内にも届かなかった。

いや、上の順位どうこうではなく、最下位という現状がある。
スタイルを崩すことは愚策。信じてやっていくしかないが、
とにもかくにもまず1勝がほしい。

次節は21位と徳島と同様に低迷している千葉が相手。
裏天王山で勝てなければ、いよいよ監督の首が危なくなる。


◆J2 第7節 4/2(日)@えがおS(4,166) 晴
 徳島ヴォルティス 1-1 ロアッソ熊本

 [得点]
  54分 平川怜(熊本)
  56分 児玉駿斗(徳島)

◆シーズン成績
 0勝4分3敗 勝点4 22位 ⇒

◆ハイライト


チーム内得点ランク
 2点 西野
 1点 坪井、児玉

チーム内アシストランク
 1A 西谷、

◆SNS





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