さぁ、四国ダービー!!
これまでの成績も順位も何も関係ない。
ダービーは、勝利だけ!!!

愛媛との前回対戦 
 2024年 J2 第25節 徳島 1-0 愛媛

清志郎のゴールが決勝点となりダービーフラッグ死守!


◆今節のヴォルティスのメンバー
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SUB 
 GK 永井
 DF 柳澤 カイケ
 MF
 髙田颯 山下 永木
 FW
 杉森 坪井 トニーアンデルソン

◇愛媛に所属経験のあるヴォルティスの選手
・山口竜弥(2023-2024年)

 ◆今節の愛媛のメンバー
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SUB 
 GK 徳重
 DF 黒石 マルセルスカレゼパクゴヌ
 MF 窪田
 行友 
 FW
 藤原 田口 アルトゥールヴィアナ

◇徳島に所属経験のある愛媛の選手
・石尾崚雅(2022-2024年)
・村上悠緋(2024年)


◆今節のトピックス

◇不本意ながら互角の展開
序盤からうまくボールを繋ぎ、
ルーカス、鹿沼が積極的にシュートを打ちいい感じだったが、
不意のカウンターからFW村上のシュートは結構危なかった。
前半途中から愛媛のプレスがハマりだし、
徳島のミスも絡んで前進しきれない場面が増える。

前半34分には村上にエリア内に侵入され、
シュートがGK颯の脇を抜けるがコッシーがライン上でブロック。

徳島の方がシュート数は多かったが展開としては互角。
愛媛を相手に圧倒したいところだったのでこれは不本意。
とはいえ、相手も気合が入っているから仕方ない。
そこで前半終了間際のルーカスのゴールは、
試合展開的にもメンタル的にもめちゃくちゃデカかった。

2試合で1失点しない今の徳島なら、
先制するだけでめちゃくちゃプレッシャーを与えられるな。


後半も愛媛のプレスの勢いがなかなか落ちず、
徳島がボールを保持する時間は長くても決定機が作れない。

70分すぎからさすがに愛媛の勢いが落ちてきたか。
渡に替わって入った杉森が激しくプレスをかける。

途中出場の柳澤のゴールは、
SBとは思えないポジション取り、動き出し、
華麗なドリブル、正確なシュートでびっくり!



出場時間ベースの得点率めちゃくちゃ高いんちゃう!?


で、危ない場面もあったが、結果は2-0!
内容で圧倒したとは言えないが結果としては完勝!
ダービーフラッグはきっちり死守して持ち帰ることになった。


◇「徳島の子」田中颯
この試合の愛媛の枠内シュートはどれもいいシュートだった。
9分の村上のシュートはGK颯が片手で弾き出した!
50分のDF森山のロングシュートは内田健太の左足を
彷彿とさせるほど強烈だったがガッチリキャッチ!
90分には正面からFWヴィアナに強烈なミドルを打たれたが、
これまたジャンプ一閃、片手で弾き出した。
この試合でシュートセーブ率がまた上がったぜ!!

どの選手も気合が入っていたが、
最も気合を表現してくれていたのが田中颯だった。
試合中はいつもに増してゴール裏サポを煽る、
ルーカスの得点時にはユニのエンブレムにキス、
試合後には喜びの阿波おどりを踊った!
(さすがに上手かった!)

試合後コメントでも「徳島の子」と自らを表現。
サポが嬉しいと感じること全部やってくれるやん!
しかも今年はこれ以上なく結果も出してくれている。
16試合でクリーンシート10試合だぜ!?

GK陣として長谷川徹とたくさん接することで、
颯の考えが醸造されていったのならいいなぁ。


◇コッシー万能説
颯とともにMOM級の活躍を見せたのは、
コッシーこと山越康平!!

34分のゴールライン上でのブロックは値千金!
それ以外にも対人でも負けることがなかったし、
終盤の愛媛の放り込みも跳ね返し続けた。

攻撃では前半に強烈なミドルを放つなど、
試合を重ねるごとにどんどん新しい姿を見せてくれる。

試合後は大人しそうなタイプなのに、
颯と一緒に阿波おどりまで披露してくれた!
山田も独自の解釈で混ざって踊ってた。

津田、曜一朗、表原など、
ゴールパフォーマンスで阿波おどりを踊る選手はいたが、
試合後のセレブレーションで踊ってくれたのは記憶にない。
よくよく考えたらコッシーと山田は
まだヴォルティス連を体験していない。
これはこの夏に期待大ですよ!

守備だけじゃなく攻撃でも踊りでもはっちゃけたコッシー!
なんでもできて万能すぎるぜ!


ダービーで滾ってるのは徳島だけ?

「ダービーは勝利だけ」

ダービーチャントで両チームに共通する歌詞であり、
SNSでのキャッチコピーとしてもよく使われている言葉。

徳島サポはまっすぐにこの言葉を捉え、
選手を後押しするため、ホーム以上の雰囲気を作るために、
日曜夜のニンスタに大挙した。
選手もサポの気持ちを汲んでくれて、
ダービーに対する思いを深めて挑んでくれたように思う。

愛媛側は果たしてどうだったんだろうか?
キャッチコピーとしては使っていたが

2020年のダービーを経験したのは3rdGK辻のみ。
去年が初めてのダービーだった選手ばかり。
スタッフやOBがダービーの意義を伝える機会はあったのだろうか。

ポジティブエナジャイザーの盛り上げ要素でしかなく、
関わりのない歌手のライブでダービーの動員を図る。

ゴール裏の動員数は徳島も愛媛も同じくらいに見えた。
ただ、立って応援してるサポ、跳ねてるサポの数は徳島の圧勝。
フラッグの数、振り方、タイミング、全部勝ってただろ?
それを悔しいと感じている愛媛サポはどれだけいるのかな。
古いサポは2021年のJ3降格で離れて、
それ以降の新規サポが多いのかな?
新しい人には徳島との因縁、歴史はピンとこないだろうし、
今治との方が思い入れがあるかもしれないな。

去年は死ぬほど混んでた帰り道を今年はスイスイ走れて、
渋滞を回避できた安堵と同時に、一抹の寂しさも感じた。
去年から3,000人近くも少ないから、そりゃ渋滞も起きないか。
もうニンスタに行くことがないよう、
ホームでの最後の四国ダービーでとどめを刺さないとな。


◇2020年を超えていけ!
この試合の勝利でここまでの勝ち点は28。
優勝した2020年の16節終了時は9勝3分4敗の勝ち点30。
序盤どうなるかと思ったが、2025年選手もだいぶ迫ってきた!

しかし、2020年選手はここからが強い!
第17節からの10試合はなんと6勝4分で無敗!
10試合で勝ち点22を積み上げた。
自動昇格にはこのくらいのペースは必要なんだよな…。
今後は磐田、今治、千葉と難敵との対戦が続くが、
自動昇格を目指すならどのみち全部ぶっ倒さないと上にいけない。

2020年はダービーでの歴史に残る大逆転負けでチームのネジが締まった。
勝敗は異なるが、今年もこのダービーをきっかけとして上位に食い込みたい。
愛媛を踏み台にして飛躍するんや!!





16_02

◆J2 第16節 5/18(日)@ニンスタ(6,247人) 曇
 徳島ヴォルティス 2-0 愛媛FC

 [得点]

  44分 ルーカスバルセロス(徳島)
  76分 柳澤亘(徳島)


◆シーズン成績
 8勝4分4敗 勝点28 5位 

◆ハイライト 

 
チーム内得点ランク
   5点 バルセロス
   3点 ヴィクトル
   1点 杉森、鹿沼、坪井、杉本、アンデルソン、高木、柳澤

チーム内アシストランク
   3A 
   2A バルセロス、杉本
   1A 髙田颯、エウシーニョ、鹿沼、児玉
   
◆SNS等