前節は首位水戸に後半ATに追いつかれたヴォルティス。
仕切り直しの今節はホームでの藤枝MYFC戦!
上位を追撃するために再び勝利を紡いでいけるか!?
◆藤枝との前回対戦
2025年 J2 第1節 徳島 2-0 藤枝
ヴィクトル、杉森のゴールで快勝!
◆今節のヴォルティスのメンバー

SUB
GK 永井
DF 柳澤 カイケ
MF 玄 髙田颯 永木
FW 杉森 西野 トニーアンデルソン
◇藤枝に所属経験のあるヴォルティスの選手
・なし
◆今節の藤枝のメンバー

SUB
GK 六反
DF 森 川島
MF 大曽根 梶川 前田 芹生 金子
FW 榊原
◇徳島に所属経験のある藤枝の選手
・川上エドオジョン智慧(2017-2022年)
・梶川諒太(2020年)
◆今節のトピックス
◇セットプレーから2失点
1点目はMF岡星にエグいボレーを決められた。
GKにノーチャンスの凄いシュートだったが、
FKの時点で大外に高い選手が2枚いて、
そこに上背のない鹿沼しか配置していなかったのは気になった。
高いボールをヘッドで競り負けて折り返されたのを決められた。
また、折り返しへの反応も一歩遅かった。
この試合の太郎はボールが足元に入ったときのプレーは良かったが、
ルーズボールや太郎を走らせるパスへの反応が一歩遅れていた。
後半途中でポジションが変わった影響もあるか?
それとも疲れが出ているのだろうか?
2点目はCKのクリアボールを拾われて
再度あげたクロスを頭で決められた。
1対1の競り合いで上回れたのでどうしようもない。
GK颯にはこれまたノーチャンス。
◇ルーカスバルセロス不発
幾度となく素晴らしい抜け出しを見せ、
残念ながら一度も決定機を決められなかった。
ハットトリックでもおかしくないくらい、
ルーカスには決定機があった。
37分は鹿沼のフィードに抜け出しGKと1対1。
45分は児玉のスルーパスに右サイドを抜け出してのシュート。
53分にはエリア内で強烈な左足のシュート。
70分にはトニーのスルーパスに中央で抜け出しGKと1対1。
どれも決定的なチャンスだったが、
藤枝のGK北村海チディにすべて止められた。
試合後に増田監督が、
「正直な話、ルーカスの1対1については練習でも入っていない」
とコメントしていた。
GKを嘲笑うような絶妙ループを2度も決めてるし、
抜け出してのゴールが定番化してきてるので、
1対1でのが苦手だというのは意外だった。
ただ、1対1のシチュエーションができているのは、
ルーカスのスピードとパワー、
そして出し手と息があってるからこそであり、
シュートが得意じゃないなら使わなければ、という話でもない。
他の選手なら決定機まで行かないかもしれないし、
抜け出せたら決定的なチャンスなのは間違いないし。
◇決まらん決まらん決まらーん
上記のルーカス以外にも徳島に決定機は何度もあった。
太郎にも児玉にも杉森にも柳澤にもトニーにも。
マジで8点くらい入ってもおかしくないくらい決定機は作れていた。
後半は最初から徳島が攻勢に出てチャンスを作っていた、
颯也が入ってからはドリブルで切り裂いて
幾度となく決定機を作っていた。
しかし、最後の一押しが足りない。
あと30cmを押し込めなかった。
どれかが決まっていたら試合の展開は全然違ったと思う。
柳澤とトニーを入れたタイミングで4バックになったが
トップ下のような動きのトニーがいて、
シャドーに太郎、ルーカスと颯也がウイング?
81分の交替でも太陽が右ウイングで、
杉森がシャドー的な動きだった。
結果論だけど、この試合こそ本職CFがいてほしかった。
坪井清志郎がメンバーにいたらと何度も思った。
混戦で決め切る力はチームトップクラスでしょ?
崩せなかった完敗ではなく、
最後の決め切るところだけができずに敗れた。
何をどう反省したらいいかもわからないので
気持ちの置きどころが難しい。
◇試合後のトニーの意図は?
試合後にはゴール裏のサポからブーイングが沸いた。
挨拶の列の一番うしろにいたトニーが
畠本通訳と一緒にスタンドに近づき、トラメガを要求してきた。
見てる限りでは激昂しているとかではなく、
冷静に自分の言葉を伝えたい、
サポの気持ちを聞きたいという雰囲気だったが
中断からコールリーダーが降りてくる間に、
増田監督、クラブスタッフがトニーを退散させる感じに。
結局トニーが何を話したかったかはわからない。
なんやそれみたいに騒然となってたところを
渡が遠目から身振り手振りで収めたような形になった。
選手を矢面に立たせてはいけないという判断は理解できるが、
呼びつけたとかではなく、自分の意志で話そうとしていたので
トニーの言葉を聞きたかったな…。
◇もう一度締め直すしかない
この週には憲さんが中心となって
選手主導でのミーティングを行ったと報じられたが、
その甲斐が結果に結びつかなかった。
ただ、藤枝戦の負けで、
ここから上位を狙うのは簡単ではないと、
本当の意味で実感できたのではないかと思う。
幸い、首位水戸以外の上位陣が総崩れ。
前節時点の2~6位がすべて負けた。
水戸もこの勢いがずっと続くということはないだろう。
気持ちを締め直して次節のアウェイ山口戦と、
3週間の中断を挟んでホームでの四国ダービーに挑むしかない。
一年間ずっと好調というわけにはいかない。
なんとか粘り強く上位に食らいついていこう。

◆J2 第22節 7/5(土)@ポカスタ(5,625) 晴
徳島ヴォルティス 0-2 藤枝MYFC
[得点]
・16分 岡澤昂星(藤枝)
・80分 久富良輔(藤枝)
◆シーズン成績
10勝7分5敗 勝点37 5位 ⇒
◆ハイライト
◆チーム内得点ランク
7点 バルセロス
3点 ヴィクトル
2点 鹿沼、高木、渡
1点 杉森、坪井、杉本、アンデルソン、
柳澤、カイケ、エウシーニョ
◆チーム内アシストランク
3A 渡、杉本、児玉
2A バルセロス、高木
1A 髙田颯、エウシーニョ、鹿沼、山越
◆SNS等
コメント