前節は熊本に完敗し、足踏みのヴォルティス。
久しぶりのホームゲームはコンサドーレ札幌戦!
前回対戦の借りを返し、再び上位争いへ繋げられるか!?

札幌との前回対戦 
 2025年 J2 第8節 徳島 0-1 札幌  

後半ATに決められ絶不調期の札幌に敗れる。


◆今節のヴォルティスのメンバー
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SUB 
 GK 三井
 DF 田向 カイケ 山口
 MF 鹿沼
 重廣
 FW
 宮崎 トニーアンデルソン ルーカスバルセロス

札幌に所属経験のあるヴォルティスの選手
 なし


◆今節の札幌のメンバー
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SUB 
 GK 菅野
 DF 家泉 大﨑 中村
 MF
田中克 田中宏 原 
 FW
 スパチョーク 出間

◇徳島に所属経験のある札幌の選手
・中野小次郎(2016年:2種登録選手)
 ※ユース、Jrユース出身
・大﨑玲央(2017-2018年)


◆今節のトピックス

◇今期ワーストゲーム
前節熊本戦の出来に対して今期ワーストという声が多く、
自分としてはアウェイの札幌戦とか山口戦の方が酷くなかった?
と書いたが、余裕で今節が下回ってきた。

スタメン発表の時点では期待を持っていた。
渡も坪井も本来1トップで活きる選手ではないので
2トップになることでお互いの負担が割り勘できればと。

2人とも無理目のロングキックに競るのが精一杯。
前線で孤立し2列目のフォローもなく、
裏への縦ポンのフィードは精度を欠き
2人が追いかけるまでもなく相手に渡った。

プレスを無効化するロングフィードを連発され、
引いてブロックを敷いたらじっくりボールを回される。
高木の裏を狙われるいつもの弱点も放置。
ここ数試合何度も見た展開。

引いて守るなら最初からトニー、ルーカスで
カウンター狙いのほうがまだ良かった?
機動力のある渡、坪井を前半で消耗させてしまい、
ビハインドでプレスに行くしかない場面で、
トニー、ルーカスを投入。
あぁチグハグな采配。

児玉、トニー、ルーカスの個人技で1点は取ったが、
本当に個人のアイディアと技術だけ。
そもそもブラジル人トリオの個の力で点を取るって編成だもんな。
ブラジル人FW3人が誰もスタメンを張っていないのは想定外。
19番はヴィクトルから宮崎純真に変わったけども、
狙いもクソもなく途中出場選手の行って来いで
得点を期待するしかない状況は悲しい。

結果として今期初の連敗を喫することになった。
この一戦的にもシーズンの状況的にも
今節ホーム札幌戦が現時点での今期ワーストゲームとすることに
異論がある徳島サポはほぼいないんじゃない?


◇青木駿人の左足があれば
この試合では左CBに柳澤が起用された。
対人の強さを見込んでとのことだったが、
青木不在の大きさを感じた。

右サイドから相手のプレスを引き込んで、
繋いだ先の青木のところで相手を引き付けて、
渡や太郎を走らせる裏抜けのフィード。
みたいな攻撃がまったく見られず。
ビルドアップの詰まりが目立った。

また左WBの高木へのパスも、
いつも青木が左足で差し込むより2~3m低い位置となり、
高木がまったく活きなかった。
青木がいたらまた少し展開が違ったかもなあ。

柳澤は左CBから後半4バックになったら左SBに、
エウソンと山口を交代させた後は右SBにと、
コロコロと試合中に3つもポジションを変えるハメに。

素直に青木をスタメンに、
交代はエウソン⇒柳澤、高木⇒山口で良かったのでは。
腹を括ったコンバートではなく、
便利屋的に本職以外のポジションで使われるのは不憫。


◇2017年もこんな順位だったのに
今節の試合の負けで順位は6位に下がった。
この内容でまだ6位というのが意外なくらい。
6位にいれていると思えないくらいの焦燥感が漂っている。

ヴォルティスの歴代シーズンの中で、
プレーオフ圏内周辺を上がり下がりしながら
シーズン途中の最高順位が3位という感じの
順位遷移が近かったのは2017年。

同じような順位なのに漂う空気が全然違う。
歴代でも上位なくらい楽しく感じたシーズンだった。
なんなら2017年は途中で7,8位に落ちることもあったし、
最終節でプレーオフを逃したしで、
結果は芳しくないシーズンだったのに。

ヴォルティス史上最多得点の2017年と、
史上最少失点の2025年。
やっぱ点が入るほうが楽しいよなぁ。
しょうもない失点も多かったけど。

もちろん失点は少ない方がいいし、
得点の多さと失点の少なさは相反するものではないけれど。
なにより2017年は選手が躍動してたのが
ポジティブな雰囲気に繋がっていたのかなぁ。

渡が点を取りまくっていた2017年と
渡の献身がトピックスとなる2025年。
結果が出ている間はまだポジティブに感じていれたけど、
直近3試合で勝点1の5失点では何もいいことがない。


井上聖也の発信で救われた
怪我明けの宮崎、ルーカス、山口の復帰くらいしか
いいところがなかった試合。

今でもモヤモヤイライラした気持ちが残っているが、
井上聖也のポストで少し気持ちが晴れた。


試合後に発生したブーイング。
審判のジャッジに対するブーイングでもあり、
不甲斐ない試合後にジャッジに文句を言っていた
監督に対するブーイングでもあり、
大事な試合を落とした選手に対するものでもあり、
色んな感情が混ざったブーイングだった。

それに対して真正面から受け止め、
喝を込めたブーイングという前向きな表現と、
ありがとうございましたと言えることが素晴らしい。

自身もめちゃくちゃ悔しい中で、
しかも叩かれるリスクもあった中で、
こう発信してくれたのは本当に気持ちが救われた。
リプライも引用もポジティブな反応ばかりで良かった。
サッカー選手としてという枠を超えて、
社会人として見習わんといかんと思わされた。

ここまでネガティブなことばかり書いたけど、
もう一度前を向いて応援しようと思えたよ。


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◆J2 第30節 9/20(土)@ポカスタ(7,242人) 曇
 阿南市民デー
 徳島ヴォルティス 1-2 コンサドーレ札幌
 [得点] 
  52分 白井陽斗(札幌)
  66分 近藤友喜(札幌)
  68分 ルーカスバルセロス(徳島)

◆シーズン成績
 13勝9分8敗 勝点48 6位 

ハイライト 


チーム内得点ランク
   9点 バルセロス
   4点 高木
   3点 ヴィクトル
   2点 鹿沼、渡、エウシーニョ、杉本
   1点 杉森、坪井、アンデルソン、
     柳澤、カイケ、西野

チーム内アシストランク
   4A 
   3A 杉本、児玉、バルセロス
   2A 高木、アンデルソン
   1A 髙田颯、エウシーニョ、鹿沼、山越、坪井
   
◆SNS等