前節は札幌に敗れ連敗となったヴォルティス。
今節はアウェイに乗り込んでのカターレ富山戦。 
昇格戦線に留まるためには勝つしかない!


富山との前回対戦 
 2025年 J2 第11節 徳島 1-0 富山

ルーカスの絶妙ループが決勝点!


◆今節のヴォルティスのメンバー
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SUB 
 GK 三井
 DF 柳澤 山田
 MF 杉本
 髙田颯
 FW
 渡 宮崎 ローレンスデイビッド 坪井

◇富山に所属経験のあるヴォルティスの選手
・なし
※坪井清志郎は富山U-15出身


◆今節の富山のメンバー
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SUB 
 GK 平尾
 DF 香川 川上 
 MF 浦
 井上 伊藤 湯之前 植田 佐々木  

◇徳島に所属経験のある富山の選手
・佐々木陽次(2015-2016年)


◆今節のトピックス

◇バチクソ上手いぞ、トニーアンデルソン!
今期初スタメンとなったトニーアンデルソン。
えっ、初スタメンなの!?

そういえばたしかに途中出場ばかりだったが、
1回もスタメンがなかったとは気づかなかった。

開始早々から青木のロングフィードを収めて
オーバーヘッドで惜しいシュートを放つ。
(この青木のフィード精度が必要なのよ!)

いい雰囲気で押し込んだ展開が続く中、
井上のフィードを高木が頭で落として、
抜け出したトニーがDFを背負いながら左足で決めた!!
抜け出すスピードと力強さ、身体の入れ方が素晴らしい!

久しぶりにリードの展開となったが、
追加点も理想的な時間帯。
前半ATに裏に抜け出したルーカスが
切り返して右足でのクロス。
胸トラップからのリフティングで反転し
今度は右足でネットに突き刺した!!

開幕当初は怪我で出遅れたトニーだったが、
初めてプレーを観た時の超絶テクの衝撃は凄まじかった。
奇しくもホームでの富山戦だったか。

しかし、7月8月と試合を重ねるにつれキレを失っていった。
本来のポジションじゃないことが原因かと思ったが、
どうやら日本の気候への順応に苦労していたとのこと。
たしかにこの夏は地獄のような暑さだったもんな…。

そして暑さがマシになった前節ではアシスト、
さらに涼しくなった今節は2ゴールと、
再び格の違いを見せつけてくれた。

なお、試合後インタビューでは謎のピンクのタンクトップ姿!?

引きで見るとポカスタでもやってるビブス直着だったが、
胸より上だけが映ってるとタンクトップにしか見えなかった。

このポストにやたら反応があるんだけど、
ヴォルサポには2000年前後の新日本プロレス好きが多いのだろうか?


◇ルーカスバルセロス2桁得点達成!
全治8週間の肉離れのリリースから、
前節に4週間ちょいで復帰しいきなりゴールを決めたルーカスバルセロス。
ここへきていよいよトニーとのコンビが猛威を奮い出した!

前半早々から右サイド深くに抜け出してシュートを放つ場面が2度あった。
GKのファインセーブで止められたが動きのキレが感じられた。
そして前述のトニーの2点目はルーカスのアシスト。

さらには後半に1点返された直後に突き放すゴールも決めた!
トニーが潰れ流れたボールを拾ってのカウンター。
児玉を囮に使いつつ見事に自ら決め切った!!

2戦連発ゴールで1ゴール1アシスト。
これでシーズン10点目!
2桁ゴールを挙げる選手が出て良かった!!

やっぱチーム内得点王が一桁得点だと、
うまくいかないシーズンばかりだから。
(2011年だけが例外かな)


◇広報さんのハットトリック
さて、トニーのゴールで喜んでた直後に、
ヴォルティス公式アカウントからかっちょいい写真がアップされた。

試合中に速い!

さらに2点目も!


後半途中にはルーカスのゴールも!!

トニーは惜しくもハットトリックとはならなかったが、
公式カメラマンさんのアシストの元、
広報さんはゴールのポストでハットトリック達成と言えるでしょう!

そもそも3点取れた試合が今期2回目だもんなぁ…。
前回は追いつかれて引き分けの千葉戦だったし。

さらには深夜にTHE MOMENTのアップまで!!
いや、めちゃくちゃ編集速い!!


こういうところもチーム一丸のひとつだよなぁ。
ただ、個人のがんばりで済ますんじゃなくて、
クラブは仕組みとして確立してね。
最低でも正当な評価と残業代を!
(ちゃんと支払われていると信じたい)


◇神出鬼没、児玉駿斗!
今シーズンはボランチでの起用が多いが、
この試合は1列前で使われた児玉駿斗。
IHというよりは4-2-3-1のトップ下って感じ?
ちょっと画角的に前の位置関係は曖昧だったけど。

攻撃に比重を置きつつも、
渡がいない中でトニーを追い越して最前線でプレスしたり
逆に最終ラインまで落ちてビルドアップに関与したり、
受け手として裏に飛び出したりと、
ポジションにとらわれずと言うか、
どこにでも顔を出していた。

ボランチだとここまで動くと空いたスペースが嫌な感じだが、
1列前だけに思い切ったプレーができたのかな。
まぁ、動くことで空けたスペースにも
めっちゃ走ってきっちり戻って自分で埋めてたけど。
この運動量と守備意識が
ただのファンタジスタ系選手と違うんだよな。

やはりボランチより1列前が最適なポジションだろうけど
じゃあ杉本太郎とどっち使うんだい!という問題が悩ましい。
太郎の強度も必要なんだよなぁ。
トニーも本来このポジションだし。
攻撃的MFの層が厚過ぎて頼もしいけど、
若手には少しかわいそうでもある。


佐々木陽次選手、お疲れ様でした

試合の3日前に今シーズン限りでの引退を表明した佐々木陽次。
FC東京U-18時代の恩師長島HCの縁で、
東京学芸大学から2015年に大卒ルーキーとして加入。
ルーキーイヤーはリーグ戦15試合に出場するも、
そのチョーさんが監督となった2016年はリーグ戦出場は0。
ただ、天皇杯1回戦での4得点は記憶に残っている。

徳島では同じ富山出身の1個上の先輩である、
大﨑淳矢の弟分的な感じだったかな。

2017年から地元チームのカターレ富山に期限付き移籍。
富山には佐々木一輝、衛藤裕、窪田良もいて、
後に花井聖、川上エド、大﨑淳矢も行ったので、
なんか凄く親近感があるチームだった。
2018年からは完全移籍した富山で、
計9シーズン過ごしていた。

この試合では後半13分から途中出場。
うまく間で受けて攻撃のリンクとなり、
1本危険なシュートも打たれた。
颯の超絶反射がなければ入ってただろう。
ただの記念出場ではなく、普通に戦力として脅威だった。
まだまだやれる感があったけど、本人の中の区切りなのかな。

11年間お疲れ様でした。
また、徳島にも遊びに来てね!



31_02

◆J2 第31節 9/28(日)@富山(8,484人) 晴
 徳島ヴォルティス 3-1 カターレ富山

 [得点]
  25分 トニーアンデルソン(徳島)
  45+2分 トニーアンデルソン(徳島)
  54分 深澤壯太(富山)
  56分 ルーカスバルセロス(徳島)


◆シーズン成績
 14勝9分8敗 勝点51 5位 

ハイライト 


チーム内得点ランク
 10点 バルセロス
   4点 高木
   3点 ヴィクトル、アンデルソン
   2点 鹿沼、渡、エウシーニョ、杉本
   1点 杉森、坪井、柳澤、カイケ、西野

チーム内アシストランク
   4A 渡、バルセロス
   3A 杉本、児玉、高木
   2A アンデルソン
   1A 髙田颯、エウシーニョ、鹿沼、山越、坪井
   
◆SNS等